あいつの理想実現なんて心底どうでも
良かった
…
ただ、私はいつかあいつを倒す
そう決めて死ぬ気で訓練に食らいついてきた
けど、肉体的にも精神的にも限界が来て
隙を見て脱出した
疲れ果てて気を失って倒れているところをオールマイトに助けてもらった
…た
え?
悪かった
え…
変なこと聞ぃちまって
ううん…
…けどそれと本性を隠すのは別だろ。
私が逃走したってことはアダドは必ず
私に向けて追手を放つ
雄英高校に引き取ってもらったのは
良かったけど
私と関わることでみんなが危険に
さらされるかもしれない
でもみんなから嫌われればいつか放っておかれる
その分みんなが危険にさらされることもなくなる
だからわざと冷たくして嫌われようと…した
はぁ…
俺らを巻き込まないためにあんな態度
とってたのかよ…
お前バカかよ
なっ…
仮にも俺らはヒーロー科だ
自分の身ぐらい自分で守れるわ
で、でもっ…!
勝手に一人で抱え込んでんじゃねぇよ
!
…この話、あいつらに話す気はねぇのかよ…
今は、、ちょっと無理…かな
俺はいいのかよ…
…うん
なんか、、秘密とか約束事とかちゃんと守りそうだし
そうかよ…
じゃあかえるぞ
え、どこに?
寮だよ
寮?!
USJのことがあって校長が急遽
決めたんだとよ
そう…だったんだ
はやくいくぞ
うん…!
to be continued…
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。