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2021/07/30

第21話

重岡大毅☆最終話

お正月休み。



ママがすごい勢いで、私の部屋へやってきた。
うちのママ
ねぇ、あなた!
あなた
どうしたの?
うちのママ
ほら、前に言ってたじゃない!大ちゃんにプレゼントしたものなんだっけって。
あなた
思い出した?
うちのママ
とりあえず、車きて!

ママは運転席へ私を座らせる。

うちのママ
ちょっと私出かけなきゃいけないから。
あなた
じゃ、早く乗りなよ!
うちのママ
自転車だから!
あなた
えっ!?何言ってんの?
うちのママ
ほら、CDは車の中しか聞けないでしょ?
あなた
うん。
うちのママ
13曲目!大ちゃんが作詞作曲したらしいわよ。
あなた
ん??
うちのママ
ちょっと聞いてみなさい。じゃ、私行くわね。

すごいスピードでどこかへ行ってしまった。



暇だし、ドライブでもしようと車を走らせる。



13曲目…13曲目と…



『ガタンゴトン揺れーる僕らは…』



大毅の声だ。



うふふ…なんか大毅らしい歌詞。



『誕生日にくれた流行りのキャップ
 実はサイズ きつい
「私も一緒に使いたくって」
 ってエヘヘちゃうで』



キャップ…



そうだ!キャップだ!!



『ねぇねぇママ、大毅がずっと前からこれ欲しいって言ってたんどけど、あげてもいい?』



『いいけど、新しいの買ってあげたら?もうすぐ誕生日なんだし。』



『ううん、今あげたいの!いいでしょ?』



足を怪我した大毅のところへ。



『大毅、足大丈夫?』



『大丈夫やで。』



『ごめんね、私のせいで…』



『お前のせいやない。おかんとかには言ったらあかんで。』



危ないから行っちゃダメだよって言われてたのに、



無理やり大毅を誘って行ったら、



そこで大毅が転んで怪我をした。



ママ達には私が怒られないように、



俺が無理に誘ったんやってかばってくれて。



だからお礼に、何かあげたくて。



大毅がずっと欲しいって言ってたキャップあげたんだっけ。



『大毅、これあげる!』



『ええの!?』



『うん!もうすぐ誕生日でしょ。』



『ありがとう!ほんま嬉しい!』



『でも、私が使う時貸してね!』



『なんでやねん。』



そっか…



まだ持ってるんだあのキャップ…



13曲目を流しながら、海へと向かう。



波の音が聞きたくて、



波打ち際まで歩く。



冬の海は寒くて、



風も冷たくて、



なんだか寂しくて…



目を閉じる。



大毅と付き合った期間は短いけど、



一緒に過ごした時間は沢山あったね。



また、あの頃みたいに戻れるかな…



2人で笑いあえる日が、



また、来ますように…




それから2年が経って。



私は今東京で暮らしている。



あれからすぐに東京への転勤が決まって。



ジャスミンと2人で暮らしてる。



ジャスミンは当時、私の話を聞くと、

ジャスミン
ジャスミン
なんやねん、保留って!!ちょっと聞くわ!
って怒ってたけど、



きっと大毅は、大毅なりの考えがあったんだと思うって、宥めた。



本当あっという間の2年で。



仕事も忙しくて、毎日残業…



休日出勤もあったりして、



せっかく東京へ来たのに、



ゆっくり遊ぶ暇もない。



今日は朝からずっと雨で、



仕事もハードだったし、疲れた…



うちは電車でもバスでも帰れる所にある。



定期があるからいつも電車だけど、



座れる確率が高いバスで帰る事にした。
 


バスの中はあったかくて、座ってすぐに寝てしまう。



気がついたら降車するバス停だ。
あなた
すみません!降ります!

慌てて降りたもんだから、



傘を忘れてしまって。



気がついて振り返った時、
大毅
大毅
お前…急に降りんといて!
あなた
大毅!?
大毅
大毅
ほら、傘。
あなた
………
大毅
大毅
ほんま、おっちょこちょいやな。
あなた
また…
大毅
大毅
ん?
あなた
また突然あらわれる…
大毅
大毅
びっくりした?
あなた
したよ!

大毅の手から傘を取ろうとすると、



そのまま抱きしめられる。
あなた
ちょっと、誰かに見られたらどうするの!?
大毅
大毅
大丈夫や。傘で隠れとるから。
あなた
でも…
大毅
大毅
もう少しこうしてようや。
あなた
………
大毅
大毅
なぁあなた、俺ん家行こう。

タクシーで大毅の家へ。



3年前と変わらない部屋。
あなた
全然変わってないね。
大毅
大毅
帰ってきて寝るだけやからな。
あなた
忙しそうだもんね。
で、どっからストーカーしてたの?
大毅
大毅
ストーカーってなんやねん!
あなた
だって一緒のバスに乗ってたじゃん!
大毅
大毅
お前のすぐ後ろにいたんやで。
あなた
うそっ!
大毅
大毅
で、乗ってから驚かそうと思ってたらすぐ寝よって。
あなた
だって疲れてたんだもん…
大毅
大毅
で、起きたと思ったら降りますーって。焦ったわ。
あなた
あっ!!
大毅
大毅
なんやねん!
あなた
あれって!私があげたキャップ!?
大毅
大毅
思いだした??俺がお前の事かばってや…
あなた
ねぇ、被ってもいい?
大毅
大毅
聞けや。
あなた
どうかな…被れるかな…

無理矢理被ってみる。
あなた
うん…ギリギリだけど入った!
すごくない?
大毅
大毅
俺は完全に無理やな。
あなた
当時は?キツかったの?
大毅
大毅
そうやな。
あなた
ねぇ…
大毅
大毅
ん?
あなた
私たちってさ…
大毅
大毅
………
あなた
どっち?
大毅
大毅
ん?
あなた
幼馴染?それとも恋人?

怖いけど、聞きたかった。
あなた
保留って何?
大毅
大毅
ごめん…

そう言って、私をくるっと反転させ、



後ろからギュッと抱きしめた。

大毅
大毅
俺な、あん時パニックになってな、
何も考えられへんかってん。
あなた
………
大毅
大毅
でな、手紙ちゃんと読み返したら、軽い気持ちで連絡でけへんて思ってな。
泣きながら書いたんやろ?
滲んで最後の方何が書いてあるかわからへんかったで。
あなた
大毅はさ、書いた手紙、なんですぐ渡してくれなかったの?
大毅
大毅
そんなん決まってるやろ。
別れたくなかったからや。
あの手紙書きながら、何度も思たんや。
やっぱり離れたくないって。
なのに、お前は別れようって。
あなた
だって…
大毅
大毅
お前が決めるなや。
あなた
えっ…?
大毅
大毅
俺が決める!
あなた
ん!?
大毅
大毅
別れるか別れへんかは俺が決めるんや!
あなた
なにそれ!
大毅
大毅
やから、幼馴染なんかやない!
恋人に決まってるやろ!
あなた
3年もほったらかしといて…
大毅
大毅
でも、お前はどこも行かへんかったやん。お前のおかんから聞いてんで。
あなた
ママ…
大毅
大毅
3年逢ってなくても、こんなに大好きなんや。
10年経っても、100年経っても、この気持ちは変わらへん。
何百回だって、何万回だってお前が好きや!!
あなた
うん…
でもなんかそれどこかで聞いたことあるような…
大毅
大毅
ほんまやで!ほんまに、お前とだったら信じていけるかなって思えるんや!
あなた
うん笑…それもどっかで聞いたことあるな…
大毅
大毅
ほんまや!ほんまに、俺は変わらへんから!
あなた
そっか…じゃ、私も…変わらへん。
大毅
大毅
ほんま??
あなた
うん、そう思えたんだ!
大毅
大毅
お前…それはあかんやろ…

またくるっと私を反転させ、



苦しいほどギューっとされる。



そして大毅は私のキャップを取って。



2人でニコッと笑いあい、



3年分のキスをした。



それから…



私たちは離れられなくなって。



私は大毅の部屋に引っ越し、



一緒に暮らしている。



親にも事務所にもきちんと話してわかってもらえて。



外で手を繋いだり、デートしたり、



普通のカップルのようにはできないけど、



仲良くお家で、洗濯して、掃除して、



ニラーメンを食べる!



私たちにとったらこれが一番幸せで、



心地いい…



これからも、ずっとずっと、一緒だよ。




◇エンディングテーマ◇
♪ 何万回だって「君が好き」♪



【終わり】




読んで頂き、
ありがとうございましたm(_ _)m