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2021/07/29

第7話

重岡大毅
グループメッセージで、



ジャスミンが私と大毅に送った写真。



それは全部私のもので。



カクテル片手に乾杯してる写真、



直哉とのツーショットの写真、



みんなとはしゃいでる写真、



最後は…



泣いてる私と直哉の写真…



すぐにジャスミンに電話する。


ジャスミン
ジャスミン
はい。
あなた
この写真、どうゆう事?
ジャスミン
ジャスミン
そっち行くから、待っとって。

電話が切れる。



怒りで手が震えていた。
あなた
ねぇ、これ、どうゆう事?
ジャスミン
ジャスミン
彼女の楽しそうな姿を送ってあげただけやけど。
あなた
なんで知ってるの?私と大毅の事。
ジャスミン
ジャスミン
聞いたで、シゲから。
あなた
でもこんな写真送る事ないでしょ?
ジャスミン
ジャスミン
なんで?なんで送ったらあかんの?
なんかやましい事でもあるん?
あなた
そうじゃないけど…
ジャスミン
ジャスミン
こないだシゲから連絡来てな、
俺は仕事で同窓会行かれへんて。
あなた
知ってる。
ジャスミン
ジャスミン
あんたに行くなって言ってしもたって後悔してたわ。
あなた
………
ジャスミン
ジャスミン
でも、なんで行くなって言ったかわかる?
あなた
………そんなの、
ジャスミン
ジャスミン
直哉がおるからやで。
あなた
直哉が?なんで?
ジャスミン
ジャスミン
ずっとあんたの事が好きやったから。
あなた
うそ…
ジャスミン
ジャスミン
気づかなかったん?
ほんま鈍感な奴やなぁ。
あなた
………
ジャスミン
ジャスミン
卒業式の日な、直哉はあんたに告白しようとしてたんやで。結局できへんかったけど。
あなた
………
ジャスミン
ジャスミン
知らんやろうけど、由美がその前に直哉に告白して。だから、直哉があんたに告白したら、あんたと親友の由美の仲が壊れてしまうかもって。
あなた
………
ジャスミン
ジャスミン
それだけ直哉はあんたの事思ってたんや。成人式の日も直哉はあんたを探してた。
シゲもそれ知ってるから会わせたくなかったんやろうな。
あなた
………
ジャスミン
ジャスミン
なんも知らんとシゲの事不安にさせて、同窓会来て、直哉とイチャイチャして…ほんま許されへんわ。
あなた
………

頭が真っ白になった。



大毅の事も、直哉の事も、由美の事も、



なんにも知らなかった。



悔しくてまた涙が出てきた。

ジャスミン
ジャスミン
さっき、直哉との話聞こえたんやけど、
自信がないなら別れればええやん。
あなた
………
ジャスミン
ジャスミン
シゲも可哀想やわぁ。
周りにかわええ子いっぱいおるのに。
直哉
直哉
あなた??

直哉がやってきた。

直哉
直哉
何があったん?
ジャスミン
ジャスミン
彼氏とうまく行かないって泣いてるだけやで。なっ、あなた。
直哉
直哉
…送って行くから帰ろう。
ジャスミン
ジャスミン
じゃ、私は戻るわ。じゃぁねー
直哉
直哉
大丈夫か?
飲み物買ってくるからここおって。
あなた
大丈夫!ほんとごめん…ありがと。
もう帰るね。
直哉
直哉
送るよ!
あなた
大丈夫、1人で大丈夫だから。
直哉
直哉
いや、頼むから送らせて。

家までは歩いて20分くらいで。



直哉は何も聞かず、何も言わず、



黙って隣にいてくれた。



そして家の前に着く。

あなた
なんかごめんね、ありがとう。
直哉
直哉
いや、俺が送りたかっただけやから。
あなた
本当にありがと。
早く戻ってね、みんな待ってると思う。
直哉
直哉
そやな…あのな、あなた、
あなた
ん?
大毅
大毅
直哉か??
あなた
大毅!?
直哉
直哉
お前なんで…?
もしかして彼氏って…
大毅
大毅
俺や。誰にも言ったらあかんで。
直哉
直哉
そやったんか。
大毅
大毅
おん。送ってくれたんか?
ありがとな。
直哉
直哉
じゃ、俺は戻るわ。またな、あなた。
大毅、今度飲もうな。
大毅
大毅
おう!じゃ、また!
あなた
直哉、ありがと。
直哉
直哉
おう!

そう言ってお店へと戻って行った。



私は大毅に心配かけないように、



明るく振る舞う事にした。

大毅
大毅
お前!電話出ろや!
あなた
ごめん!あれ?大毅、仕事は?
大毅
大毅
予定より早く終わってな。これから行くわって電話したのに全然でえへんし。
あなた
気がつかなかった!ごめん!
大毅
大毅
ジャスに電話したら帰ったって言うし。
あなた
大毅、とりあえずうち入ろ!
ここだと誰かに見つかっちゃうよ。
大毅
大毅
もう夜だから平気やろ。そうだ!あそこ行こうや。

大毅は私の手を取って歩き始めた。



しばらく歩くと、どこへ向かってるのかわかって。



近くにある河原の岸辺だ。
あなた
なつかしー!
大毅
大毅
やろ?
あなた
昔よく来たよねー!
大毅
大毅
おん。ここは死角になってるから周りから見えへんで。
あなた
うん!
大毅
大毅
つうかなぁ、お前…そんな泣き腫らした顔で帰ったらおかん心配するで。
あなた
!?
そう言って、その場にしゃがみこむ。



私も隣にしゃがんだ。

大毅
大毅
で、なんで泣いたん?
あなた
………
大毅
大毅
原因は俺やろな…
あなた
言いたくない…
大毅
大毅
俺やろ?
あなた
ちがう!
大毅
大毅
いや、絶対俺や!
あなた
ちがう!!
大毅
大毅
じゃ、なんやねん?
あなた
だから、言いたくないってば!
大毅
大毅
めんどくさ!
あなた
どーせ私はめんどくさいです!

不安でたまらないなんて言えるわけない。



そんなこと言ったら、困らせるだけだ…

大毅
大毅
ごめんな…
あなた
なにが?

真っ暗な川を見つめながら、



大毅は静かに言った。

大毅
大毅
幼馴染に戻るか?

そう言って立ち上がると、



持っていた石を川に投げた。



ぽちゃん…



川底へ沈んで行く石のように、



私の心も真っ暗になっていった。

あなた
それって、別れるってこと?
大毅
大毅
………そやな。
あなた
そっか…けど、幼馴染には戻らない。
もう大毅とは会わない…さよならする。。

その言葉を出した瞬間、



身体中が震え出す。



涙もポロポロ落ちてきて、



感情がうまくコントロールできない…

あなた
もう、幼馴染も友達もやめる…だって、もう無理だもん…大好きだから無理だもん…幼馴染とか、友達なんか無理だよ…なんでそんな事言うの…なんで…

大毅に抱きしめられる。

大毅
大毅
ごめん!ほんまごめん!俺かて別れたくない!!お前がちゃんと言わないから意地悪しただけや!
あなた
ひどいよぉばかぁぁぁーヒック
大毅
大毅
ほんまごめん…
あなた
ひどいよ!ひど…ヒック…めんどくさいとか…ヒック…
大毅
大毅
俺な、めんどくさい奴は嫌やけど、お前だったらええねん!お前だったらめんどくさくても、なんでもええねん!だから俺から離れんといて!
あなた
バカだいきぃぃ…ヒック

大毅の胸で沢山泣いた。



大毅も泣いていた。



安心感と、幸福感が一気に押し寄せ、



離れられない…

あなた
大好き…もう離れない…
大毅
大毅
俺もや。
あなた
絶対絶対別れてやらない!
大毅
大毅
俺もや!かわえぇ。
あなた
やっぱり今日は、お酒飲み過ぎた…
大毅
大毅
そーなん?こんな可愛くなるんやったら、またお酒飲ましたろ。
あなた
もう飲まん!

そして私は覚悟を決めた。



アイドルの彼女になる覚悟。



絶対絶対、強くなる!!



周りの言うことなんか気にしない!



大毅をギューっと抱きしめた。

大毅
大毅
く…るしい…何すんねん…
あなた
離れないようにしてる!
大毅
大毅
お前…俺がお前から離れられるわけないやろ?ずーっと好きやってんから。
あなた
うぅ…
また涙が出てきて…

大毅
大毅
もう泣くなって!めんどくさ。
あなた
ヒック…どしよ…
こんどはうれひくて…ヒック…涙出る…
大毅
大毅
これじゃぁ、いつまで経っても帰れないやんけ。

という大毅の顔は嬉しそうで。



今度は大毅がギューっとしてくれた。

あなた
なんかさ…ヒック…ほんとうのさ、
恋人同士にさ…ヒック…なれた気がする…
大毅
大毅
そうやな…
あなた
だいき?
大毅
大毅
おん?
あなた
これからは…
めんどくさい奴で行きます…
大毅
大毅
おう!どんとこい!

もう恥ずかしいとか、



考えすぎたりとか、



遠慮するとかやめる!



思った事は言葉にして、伝えよう!



そのあとは…



ちゃんと2人で話し合おうね!