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2021/07/27

第3話

重岡大毅
大毅
大毅
そのへん適当に座ってて。

ベッドを背もたれにし床に座った。



大毅は部屋から出ていく。



なんだろ…



すると、ギターを片手に戻ってきた。



隣に座る。


大毅
大毅
あんな、いきなりごめんやねんけど、お前に聞いてもらいたい曲があんねん。どうしても。
あなた
うん…
大毅
大毅
迷ってんねんけど…
あなた
なにを?
大毅
大毅
この歌を世に出してええのか。
あなた
うん…大毅の歌なら、みんな聞きたいと思うよ!出しちゃえばいいじゃん。
大毅
大毅
お前な、そんな軽く言うなや。
聞いてもないのに。
あなた
あっ、ごめんごめん。
じゃ、早速聞かせてもらおうかな!
大毅
大毅
うわぁーなんか恥ずかしくなってきてもうた!どしよ!

そう言いながら天井を見ると、



ふぅー



深く息を吐いた。



顔が一気に変わる。



テレビの中の大毅の顔だ。
緊張が伝わってくる。



部屋の空気も変わる。



気づくと大毅から目が離せなくて、



大毅ワールドへと吸い込まれていた。



心地良い優しいギター音。



安心するあったかい声。



懐かしい気持ちになる。



すごく幸せな気持ちになる。



そして…



大毅の想いが、伝わってきて。



それが素直に嬉しくて。



私はそこで気づくんだ。



大毅の事が好きだって。

大毅
大毅
これな、お前に書いた曲やねん。
あなた
うん…
大毅
大毅
俺な、うまく言えへんけど、ほんまにお前の事好きやと思う。
たぶんな、これから先も、お前以上に好きになるやつおらんと思う。
俺の事全部知ってるし、一緒にいる時のこの感じ?ほんま落ち着くし、大好きやねん。
あなた
うん…
大毅
大毅
だから、その…付き合ってほしい…

シーンと静まり返る部屋の中…



私はゆっくり頷いた。

大毅
大毅
ほんま?
あなた
うん。
大毅
大毅
ほんまのほんま?
あなた
うん。
てか、そんな嬉しそうな顔しないでよ。
大毅
大毅
するやろ!ほんまに嬉しいんやから!
今日帰ってきてよかったー
あなた
うふふ…
あっ!でもね、ひとつだけお願いがある。
大毅
大毅
なに?
あなた
この歌、私だけのものにしてもい?
大毅
大毅
あぁ?最初からそのつもりやわ。

大毅は照れながら、



私の頭をくしゃくしゃっとすると、
大毅
大毅
ほんまかわえぇ…ほんま好き。

と言ってキスを…



すると、タイミングよく、



コンコンとノックの音と共にドアが開く。



固まる私たち。

大毅ママ
大毅ママ
あっ、おじゃまやったな。

ドアが閉まると、



大毅ママの『キャー!』と、



階段をドタバタ降りる音が聞こえた。



大毅と目があう…



近っ!



恥ずかしくて、ちょっとだけ離れる。
あなた
完全にバレたね…
大毅
大毅
そやな。
あなた
あっ、そういえばさっき下で話してたバレバレの話しってね、
大毅
大毅
知ってるで。
あなた
えっ!?
大毅
大毅
全部聞いてたから。
俺のDVDも見てくれてるんやろ?
あなた
うわっ!えっ!?ちが…
大毅
大毅
それ聞いて、ほんま嬉しくて、今日しかないと思った。ちゃんと気持ち伝えよって。これから忙しくなるし、こうやって会えるのいつになるかわからんし。
あなた
そっか…
大毅
大毅
寂しい思いさせるかもしれへんけど。
あなた
うん、わかってる。
でも、そん時はDVD見るから笑
大毅
大毅
なんやねん。
寂しかったらちゃんと言ってな。
あなた
それはかなり恥ずかしいかも…
大毅
大毅
そやな、なんか、照れるな。笑

2人で笑った。



昔みたいに、



いつも通りの私たちでいんだよね?



幼馴染から恋人。



いろいろ照れくさい事もあるかもしれないけど、



私もちゃんと言わなきゃだね。
あなた
大毅…
大毅
大毅
ん?
あなた
………
大毅
大毅
なに?
あなた
だからその…
大毅
大毅
うん…
あなた
やっぱなんでもない!
大毅
大毅
なんやそれ!
めちゃくちゃ気になるやんけ!
あなた
うん!そーだよね!
わかった!すぅーはぁー
あのね、大毅!!
大毅
大毅
おっ…おう。
あなた
私もね、大毅の事がね、
大毅の事が…
大毅
大毅
………
あなた
あぁ、ごめん!だめ!
やっぱり今度言う!

大好き!って言いたいのに…



幼馴染だった関係が邪魔して、



恥ずかしくて言えない…



すると、
大毅
大毅
あかん!ほら、言うてみ!
好きですーって。
あなた
えっ!?なんでわかったの!?
大毅
大毅
あそこまで言えばわかるわ!笑
でもな、ちゃんと聞きたいから言うて。
お願い、言うて!
あなた
………無理。
大毅
大毅
なんで?言うてみって!
俺は言えるで!
あなたー大好きやでぇー!!
ほれほれ!大好き、大好き!

あっ…



思い出した…



そうだ…



大毅は、



とてつもなく、



うざかったんだ…



私はいつも、本気で頭にきてて…
あなた
ねぇねぇ…
大毅
大毅
ん?聞かせてくれるか?
あなた
思い出したんだけど…
大毅
大毅
なんやねん?
あなた
うざかったなって。
大毅
大毅
はあっ!?
あなた
うんうん…私、忘れてた…
大毅
大毅
でも、俺のこと好きやねんな!
付き合うって言うたもんな。
あなた
言ったっけ?
大毅
大毅
おまえー

と首を絞められ、



ゆらゆらされながら思うのだ。



どうして、こんな大事な事、忘れていたのだろう…



たった5分前までは大好きしかなかったはずなのに…



今は…



うぜぇ…

大毅
大毅
言ったやろ!言ったやろ!
付き合うっていったやろー
あなた
………

魂が抜けたようにボーッとしていたら、



ガバッと両手で顔を包まれ、



チュッとされた。



それが嫌じゃなかったのが不思議で…



目の前の大毅が愛おしいのは事実で。



これからの大毅との関係が楽しみな自分がいて。



胸がいっぱいになっていた。