第2話

『第1話!』こ「僕が言いたかった!」
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2019/04/29 13:48
ころん「さとみくん...最近あなたのことが心配なんだけど...」
さとみ「何がだよ??」
ころん「だってなんか最近あなためちゃめちゃモテるんだけど!!本人気づいてないけども!!」
さとみ「はぁ?お前だってモテモテじゃんかよ?」
ころん「そーだけど!」
さとみ「いや認めるんかいwww」
ころん「でも...ほんとに。あなたが心配」
さとみ「別に弱気になることはねぇと思うけど」
ころん「...僕ってあなたの前だと結構冷たいし...だから、もしもあなたの前に優しくてイケメンの奴が告ってきたら僕勝ち目ないじゃん...」
さとみ「どーだろーな。ちゃんと好きとか言ってんの?」
ころん「いや全く」
さとみ「女子ってそーいうちょっとした言葉求めてるらしいぜ?」
ころん「...」
さとみ「?」
ころん「...」
さとみ「おーいころん?...あー...行ってこいよ笑」
ころん「...まだ見てる。」


「好きです!!付き合ってくださいっ」
『あの...えっと...』
「絶対...優しくするから。絶対大切にするから」
...この人...あれでしょ?女の子たちにモテモテの。まぁ、私はこの人好きじゃないし...。
『ごめんなさい...』
「...ならしょうが無い」
『え?』
グイッ
顔が近づいてくる...背けなきゃ
『や...』


さとみ「そろそろ行った方が...」
ころん「(#^ω^)ピキピキ」
さとみ「あー...」


「大人しくこっち向けよ。」
『や...だ...』
力強い...ころん...助けてよ...って来るわけないや...
グイッ
?「あのさ。コイツいい所ないから。」
『なっ、こ、ころん...』
「は?!」
ころん「でも。いいとこはあるかも。」
『...??』
「なんだよ!!」
ころん「こいつのいい所は僕だけがわかってればいい事だから。」
「俺はあなたちゃんのいい所をわかった上で告白をしてるんだ!」
『いや、ちょっと二人とも落ち着いて...』
ころん「それに。こいつは僕んのだから。諦めて」
「チッ...」
モブ男くんが去った)
『...』
ころん「あなた大じょ...?!?!」
大粒の涙を零すあなた
『怖かった...。ほんと怖かった...』
ペタンと地面に座ってしまう
ころん「...もう大丈夫だから。」
『助けに来てくれて...ありがと...』
ころん「別に。」
力いっぱいあなたを抱きしめて、もう震えも涙も止めるくらい抱きしめて
ころん「帰ろうか」
『うん...だけど...』
ころん「ん?」
『立てない...腰抜けたかも...』
ころん「はぁ??...ほんっとだるい!!」
『なっ...じゃあ...置いてけばい「ほら」...え?』
ころん「早く乗りなよ。あなた重いけどころんくん優しいからおぶってあげる。」
『...いや、悪いよ...』
ころん「いいから早く乗れば。」
『...ありがと...』


道中はあまり会話をしなかった。それでも居心地はいいものであっという間に家に着いた
ころん「はい。着いたよ」
『うん。ありがと』
ころん「んっしょっと」
『...ころん...』
ころん「なに?」
『助けに来てくれて...ありがと...。本当はころんのこと大好きだから...』
ころん「え?」
さとみくんが言ってたことが頭の中で再生される
ころん「...も.....だよ」
『ん?』
ころんグイッ「僕も好きだよ(((ボソッ」
『え、え?』
ころん「もう言わないから」
『ころん好きとか言ってくれないから...よかった...無理に付き合ってるのかと思った...』
ころん「は?」
『友達の惚気話聞いてるとさ、彼氏が好き好きオーラ凄くてあなたの彼氏みたいにクールじゃない〜とか言われるのね。』
僕そんなに素っ気ない?
『言われてみれば...なんだか私だけ好きみたいな...。片思いみたいだな...って最近気になってたの...』
ころん「ちゃんと好きだから。」
『うん、ありがとう...』
ころん「多分あなたが俺の事好きなのよりもあなたの事好きだから。」
『それは嘘』
ころん「なんで?」
『私の方が好きだから』
ころん「絶対僕だね」
『んーん!私!』
ちょっとむくれるあなた
ころん「多分僕だから。」
チュッと短く唇を奪う
『...!!///』
ころん「ほら家入りなよ」
『ゔ...うん...ば、ばいばい』



ちょっと背伸びしすぎたかな。

久々にあなたの照れた顔みたかも。

僕だけに見せる顔

照れ顔は僕にだけ見せて欲しい顔

これから先も。

あなたが思ってる以上にあなたの事好きだからね。

恥ずかしくて言えないけど

あなたしか見えてないから
youside
今日のころん甘過ぎ...

私の方が絶対好きだもん!

今日は甘い...

じゃあ明日は...


まさか冷たいとか?!?!

やなんだけど!!

でもいつでもころんが甘かったら多分

私もたない...

ツンデレなころんが私は大好きだからね。

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