第2話

ユンギ🐱②
2,298
2019/06/26 16:50
記念日五年目当日。
あなた

ユンギ〜!今日はデートだよ!!遊園地だよ!!

シーン…
あれ?ユンギが…いない?
あなた

…うそでしょ。

靴がない。干してあったスーツもない。
あなた

なんでよ!今日は前からデートしようって言ってたのに…ウゥ…ッ

あなた

ユンギのバカァ!もう嫌だ!

プルルルル
女友達
女友達
はーい
あなた

ミユゥ!今出かけられる?

女友達
女友達
おぉ、うん。出かけられるけど…
あなた

ちょっと愚痴聞いて!!

女友達
女友達
はぁ、いいよ…どこ?いつもんとこ?
あなた

そう!今から10分後に!じゃあね!

ピッ
女友達
女友達
わあお、なんだなんだ。荒れてるぞ?




居酒屋
女友達
女友達
こんちゃー
店員
店員
おー、ミユゥちゃん。あなたちゃんが奥で待ってるよ〜
女友達
女友達
ありがと!たいしょー!
あなた

ミユゥ〜!聞いてよ!今日は付き合ってから五年目でさぁ!前からデートしようって言ってたのにユンギ仕事行ったんだけど??

女友達
女友達
うわぁー、どうりでご立腹…それは怒るわ。
あなた

でしょぉー?そんでさ、連絡も取れないの!もうほんとにユンギの考えてることが全然わからない!!うちより仕事なの!?

女友達
女友達
そうでも働いてる理由があったら?
あなた

何どういうこと。

女友達
女友達
例えば、あんたに何かを買ってあげたかったとか?
あなた

…それは一理ある。でもさ!今日じゃなくたっていいじゃんか!!なんで今日なの!?意味わかんない!!

女友達
女友達
日数足らなかったとか?
あなた

一度も休んでない

女友達
女友達
じゃあ、忘れ物とりに行っただけとか?
あなた

そんならとっくに帰って来てる。

女友達
女友達
じゃあ今あなたにプレゼント買ってるとしたら?
あなた

…………それは

女友達
女友達
(いけるか?)
あなた

ないよ。ユンギだもん。

女友達
女友達
えぇー!あるってばぁー。案外あなたに気遣ってるかもよ?
あなた

ないよ。だって気遣ってたらもっと私に優しくできるはず。

女友達
女友達
そっかー、そうだよねー。
ガララララ…
ナムジュン
ナムジュン
こんにちはー、あの〇〇とミユゥに呼ばれたものですが…
女友達
女友達
おおお!天才の登場か!!おーい!ナムジュン!こっちこっちー!
あなた

ええ?

女友達
女友達
男心は男に聞くしかないでしょ(コソ)
あなた

そりゃそうだけど…

ナムジュン
ナムジュン
で、俺はなんで呼ばれた?
女友達
女友達
あなたが悩んでるから教えてやって
あなた

ナムジュン!お願い!!この通り!!

両手を合わせて顔の前にあげ、ナムジュンにお願いする。
ナムジュン
ナムジュン
えー、と。何を?
あなた

実は!…かくかくしかじか

ナムジュン
ナムジュン
あー、なるほどね。つまり、いつも彼氏があなたより仕事を優先してて、記念日の日も仕事優先だからどうしたらいいかと…
あなた

そういうこと、ねぇ、どうしたらいい?

ナムジュン
ナムジュン
うーん、とりあえず。家帰ったほうがいいよ。その様子だともう彼氏は帰って来てるよ。
あなた

え?嘘でしょ?だって今日は記念日で、朝早くから…あ!!

ナムジュン
ナムジュン
わかった?
女友達
女友達
え?なになに?
あなた

ごめん!私帰るね!二人ともありがとう!!

女友達
女友達
え!ちょっとー!
ナムジュン
ナムジュン
まあ、大丈夫だろうな…
女友達
女友達
え?



ユンギは仕事に行ったんだ!

デート時間に合うように!

朝早くから出て、デート時間までに帰ろうとしてたんじゃ?

それならわかる!

私はいつもユンギを起こしてからユンギは仕事に行くけど、

私はいつもと同じ時間に起きたのにユンギがいなかった!

そういうことか!
バタン!
あなた

ユンギユンギ!!

ユンギ
あ?あなたか?どこ行ってた。
ボフッ(〇⇒🐱に抱きつく)
ユンギ
ぉ、おい!どうしたんだよ!いきなり抱きついて来て…
あなた

ユンギごめんね!私、ユンギがいつも仕事ばかりで私はもうどうでもいいのかと勘違いしてた。

ユンギ
あなた…お前。
あなた

それで今日、また朝からいなかったから仕事行ってデートすっぽかしたのかと思ってた!

ユンギ
それはひでぇな
あなた

ごめんなさい!ほんとに…ごめんなさい!!

ユンギ
あなた。いいよ、俺が悪かったんだ。お前にそういう風に思わせた俺が悪かった。ごめんな。不安にさせて、辛かったよな。
あなた

ウ、ウゥ…ウワァァ(泣)

🐱→〇に頭ぽんぽん

ユンギの慰めてくれる大きな手がとても頼もしくて余計に溢れてくる。
ーーーーーーーーーーー
ユンギ
あなた、俺が休まずに仕事行ってた理由がわかるか?
あなた

え?

ユンギ
ちょっと待ってろ。
あなた

コクン(頷)

ユンギ
まぁ閉じろ。
ユンギ
あなた。いいぞ。
そーっと目を開けるとそこにはとても綺麗に輝いている指輪があった。
ユンギ
あなた。俺と…結婚してください。
え?…このために、ユンギは……
私のことちゃんと思っててくれてたんだ。
あなた

…はい(泣)よろしくお゛願い゛し゛ま゛す゛

ユンギ
あなた。よろしくな。
ユンギ
俺が休まずに仕事してた理由はあなたのその顔を見たかったからだ///
あなた

ユンギ//

ユンギ
俺はな、いつも素っ気なくて無愛想だから勘違いされやすいが、俺はお前が思ってる以上に…
あなた

え?なに?

ユンギ
お前が思ってる以上にお前が好きだ。愛してる。
あなた

へ、ユンギ///

ユンギ
…//出かけるか?
あなた

…!!うん!!



⇒次回へ続く

プリ小説オーディオドラマ