無料ケータイ小説ならプリ小説 byGMO

第35話

- thirty four -
✩.*˚



「永瀬くん、ごめん……!」




私は走った。




どこへ向かってるかは分からないけど、




1人になりたかった。




暑さなんて微塵も感じない。




感じるのは、空っぽの自分と




胸に残る微かな海の香りだけ。




気づけば合宿所に戻っていて




誰も居ないロビーのソファに身を預けた。




荷物は更衣室のロッカーのままだけど、




それでもいいやと思った。




海、楽しむはずだったのに。




永瀬くんのハグは、私には大人すぎた。




好きなじゃない人とのハグなんて




ダメだよ、なんて




偽カップルを演じてる人が何言ってんだ、って感じだよね、






はぁ、もう疲れちゃった。






私がこんな所にいても、誰も気づかないし、




気づいても何もしないだろう。




それが楽でもあり、少し寂しい。




思い出すのは、




さっきの佐藤の視線。







止めに来て、くれないんだ






今度は俺の彼女だって言ってくれないんだ






欲張りな自分に嫌気がさす。




そもそも、




私たちって付き合ってるの?付き合ってないの?





















もう、何もかもが、分かんないよ、



✩.*˚

シェア&お気に入りしよう!

この作品をお気に入りに追加して、更新通知を受け取ろう!

りんか
りんか
SexyZone LOVERS 💍 健人くんとの恋が始まるよーー!!!
恋愛の作品もっと見る
公式作品もっと見る