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第36話

- thirty five -
✩.*˚



それから30分くらいが経った。




ロビーにはちらほら遊び疲れた生徒達が姿を見せる。




鍵を先生から貰って各自の部屋へ帰っていく。




私もそろそろ戻ろうかな。




次はもう夕ご飯までフリーだし。




ベッドで寝てたら時間もあっという間に過ぎていくだろう。




"こんなはずじゃなかった"っていう思いが胸を重くする。




ほんとだったら




ハイキングだって皆と協力しながら到着1番を目指して




お昼ご飯だって亜美たちと喋りながら美味しいご飯を食べて




海は亜美とか聡くんとか永瀬くんとかと一緒にわちゃわちゃはしゃいで…




なんでこんなに、上手くいかないんだろう。




私の、何がいけなかったんだろう。




もういいや、考えると泣きそうになる




私は先生のところに鍵を取りに行く。












「はる!どこ行ってたの?!




探したんだから!!」




鍵を受け取って廊下を歩いてる時に聞こえた、亜美の声。




「亜美、」




亜美の乱れた髪を見ると、私を必死で探してくれたんだな、って




胸が苦しくねる。




「もうっ!はるの馬鹿!




すぐひとりでどっか行っちゃうんだから!」




亜美の声はの目は涙目になっている。




「ごめん、」




上手く亜美と目を合わせられない。




合ったらきっと、泣いちゃうから。




「何があったのか知らないけど、




もうこれ以上、心配させないでよ、




はる、誘拐とかされたかと思って、




わたし、わたし、ほんと、自分のせいで、」










"誰も心配してくれない"なんて、




全然違った。




私のために、こんなに怒ってくれる、友達が居る。




「勝利くんだって、探してくれたんだからね、?」











え、?












「勝利くんなら、わかるかと、思って




言いに行ったら、すごい必死に、探してて」














佐藤、












あなたも、私を心配してくれたんだね












「ごめん、ほんとにごめんなさい










私、強くなるから、









絶対、強くなるから、」









亜美は、何度も何度も頷いてくれた。



✩.*˚

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りんか
りんか
SexyZone LOVERS 💍 健人くんとの恋が始まるよーー!!!
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