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第45話

- forty four -
✩.*˚



それから2時間くらいで自由時間は終わった。




お土産屋さんで家族のお土産を沢山買ったり




美味しそうな和菓子屋さんでみたらし団子を食べたり




綺麗な景色を見つけて写真を撮ったり






そんな時も




ずっと私と健人は手を繋いでいた。




運良く学校の子達とは会わなかった。




周りから見たらカップルなのかな、なんて




佐藤が好きなくせに




本当は佐藤と過ごしたかったくせに













あいつが、あんな女の子と歩くから。





あんなに優しい顔で微笑むから。




あの子がカン違いしたら、どーすんのよ、




ばか王子、!
















「はいじゃあこれからバスに乗ってもらいまーす




早い人から適当に詰めてってください」





あーあ、合宿ももう終わり。




楽しかった……とは一言に言えないけど、




色んな意味で成長出来た2日間だったな。




本当に濃い時間だった…




バスのステップに足を乗せる。




バイバイ合宿所よ……!さらば!




バスの通り道を歩いて、




空いていた2人席の通路側に腰掛ける。




ふーーーっ!




窓から見える合宿所をボーッと眺めていたその時だった。

















「…………おい」










ん?





どこからか聞いたことのある声が……














すると突然柔らかい大きな布のようなものが頭に被せられて






肩に回る、誰かの腕。






「た、助け「静かにしろ」












へ、













「佐藤?!」











聞こえたのは、紛れもない佐藤の声で、




被せられたのは黒いパーカーだと気づく。








そして何より……









「ち、近いって、!!」






その同じパーカーの下、佐藤の整った顔が私の顔のすぐ傍に…




耳にかかる吐息がくすぐったい。






「お前、そんなこと言える立場だっけ?」







だから、耳元で言わないでって…







「なに、興奮する?このシチュエーション」









「な、!!」








パーカーを振り落とそうと頭を動かすと




さらに近づいてくる佐藤の顔。




そんなことされたら、固まっちゃうよ…







「あ、あんた何がしたいのよ…!」













「それはこっちのセリフだ





















このビッチが」













「は、?」















すると佐藤の唇が完全に私の耳とくっついた。













「モテ子ちゃんは大変だよなぁ








クラスメイトに抱かれた後は







イケメン幼馴染とデートだもんなぁ?」














「な、何言って、」











モゾモゾ動く佐藤の唇が、




何とも艶かしくて




こっちの呼吸が、荒くなってしまう。












もうバスが出発していることに、今気がついた。



✩.*˚

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りんか
りんか
SexyZone LOVERS 💍 健人くんとの恋が始まるよーー!!!
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