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第17話

- sixteen -
✩.*˚



遠足まで3日を切った。




相変わらず佐藤との関係は続いていて




偽カップルも、順調!




っていうのもなんか変だけど…まぁ。







「はる〜!




私鍵係だから先行くね!」




亜美がこっちを見て叫んでる




そう、次は体育の授業で体育館集合。




「はーい!」




私は元気よく返事をした。




今日は私が唯一得意な卓球の授業だから




超!!!張り切ってます!




私は誘える人も居なくて1人で体育館に向かう。




それにしても暑っつい、、




7月はの暑さは尋常じゃなくて




思わず顔をしかめて渡り廊下を歩いていた。






「おい、」






ビクッと体が反応する、この声。




「は、はい…」




恐る恐る後ろを振り返ると




私を蔑んだ目で、佐藤が腕組をしていた。




「来い、」




そう言ってズカズカ近づいてきて




乱暴に私の腕を引っ張る。




「ちょ、授業あるんだけど、!」




必死に抵抗しても無駄で何も言わずに偽王子は進んでいく。




着いたのは体育館の裏のジメジメした空気が漂う、影になった広いスペース。




もちろん人なんて誰も居なくて




私と佐藤の2人きり。




離された腕は強く掴まれすぎて、少し赤くなっている




「何の用なの、」




私は今までにないくらいきつく佐藤を睨みつける。






「何でもねぇ」






「はぁあ?!」






何でもないってなに!?




すると佐藤は両手で髪を掻きむしって、




その手をパッと振り下ろす。




「……………グループ決めがめんどくさい」






え…?




そ、それだけ、?






「う、はははっ」




「お前、なに笑ってんだよ」



「だ、だって!




あんなに黒王子の佐藤がそんなことで…!」




笑いを堪えきれずにそう言うと




近づいてくる佐藤の整った顔。




まずい、と思った時にはもう遅くて、




掴まれる私の髪。




「い、痛い、!」




ギュッと引っ張られると距離だってその分近くなるわけで…






「俺の彼女なんだったら、




愚痴くらい聞け、」




「…っ」




初めてだよ、そんな照れた顔。




なんだ、佐藤だって普通の男の子なんだ。




そりゃあそうだよね。




いつも私をバカにして見下してるけど、




誰かに愚痴をこぼしたい時だってある。




いつも優しい王子様じゃ、辛いに決まってる。






「じゃあ、聞いてあげる、笑




佐藤の相談相手になる!」













亜美、センセイ、ごめんなさい!








大好きな卓球の授業、サボります、!!!!



✩.*˚

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りんか
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SexyZone LOVERS 💍 健人くんとの恋が始まるよーー!!!
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