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第41話

- forty -
✩.*˚



「今、って?」




「今も俺が居ないと生きていけない?」




不意に風が止んだ。




蝉の音が小さくなって2人だけの空間になる。




「あ、当たり前じゃん!!




健人はいつだって唯一無二の「嘘つくなよ」















「え…?」







「俺、ずっと思ってたんだけどさ




















佐藤と、ほんとに付き合ってんの?」















嘘。





ウソ。













…嘘だ。







「な、何を今更っ」






「なぁはる、








そういうのってコソコソすればする程分かりやすいんだよ?












ホントのこと、話してよ」







健人の目はびっくりするくらい真っ直ぐで、




その目が私に、嘘はつかないでって訴えてきて。






どうしよう、心臓が壊れそうだ。








代役カノジョのことは、言えない。




言えないけど、




私を大切に思ってくれてる幼馴染を、




もうこれ以上、傷つけたくない……!




健人は私の目をじっと見て、離さない。
























不意に健人が、私の手を握った。















「場所、変えよっか」















そう言って、土地勘なんてないはずなのに、




まるで私を導くように




どこかへ連れていく。




触れ合った手は、




温かくて、




小さい頃に握っていた手を思い出すの。




でも、




あの時よりもずっとずっと健人の手は大きくなった。




大人に近づいてるその手は




きっと大切なものを優しく包み込むためにあるんだろう。





前を歩く健人の髪は




染めてないはずなのに、少し茶色で




風が当たる度にふわっと揺れる。




そんな姿が何だか新鮮で




心が騒ぐの。


✩.*˚

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りんか
りんか
SexyZone LOVERS 💍 健人くんとの恋が始まるよーー!!!
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