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第6話

- five -
✩.*˚



「遅い。




俺を待たせんなって何回言ったら分かんだ」




その日の放課後




終礼が終わって亜美に上手く断りを入れて




全力ダッシュで階段を駆け上がって




屋上のドアを開けると放たれた言葉




「はぁぁぁあ?!



これでも超絶急いで来たんですけどぉ!」




置くの金網にもたれ掛かりながら




眉間にシワを寄せる佐藤に




落ちていた空のペットボトルを投げつける。




「お前、いつからそんなに偉くなったんだ?」




近づいてくる佐藤を見て




えらいことをしてしまったとやっと気づく。




首を縮める私に落ちる黒い影。




「お前は俺の秘密を知った分際なんだよ」




そう言って私の制服のネクタイを引っ張る




「ヒェッッ!!」




近くなった距離に思わず短い悲鳴を上げる。




「足踏んだり ペットボトル投げつけたり




カノジョとしての自覚、




全く足りてねーよな」




「ごめん、なさぃ」




私はギュッと目を瞑る




「いいか?




お前は俺のカノジョだ。




勝手なことして




俺の人生計画の邪魔すんな」




そう言ってフッと不敵に笑う




「お前のその怯えた顔、




最っ高だな」




佐藤はようやく私のネクタイを離して




足元の自分の鞄を肩にかける




「帰るんです、か?」




あまりにも呆気なく終わった呼び出しに




私は拍子抜けする。




佐藤は少し歩き始めていた足を止めて




くるりとこっちを振り返る




「何、




もっと怒られたかった?」




「や、そんなんじゃ…!!」




慌てて否定しようとすると




「変態だな」




佐藤はそう言い捨てて




扉の奥に消えていった。






何なのよ、あいつ………!!




転がっていたペットボトルを蹴飛ばして




私も扉へと向かう




もうっ!!こんなんなら




亜美と遊んだら良かった!




怒りを抑えながらその日は家に帰った



✩.*˚



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りんか
りんか
SexyZone LOVERS 💍 健人くんとの恋が始まるよーー!!!
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