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第47話

* forty six *
✩.*˚



佐藤は何も言わずに窓に頭をもたれさせて何かを考えてるみたいだった。




私は黒いパーカーをもう一度頭から被って座席の上で体育座りをする。




さっきのこと、




無かったことになんて、できない。




したくない。




でも、やっぱりあんなことされたら




佐藤の本当の気持ちを知りたくなる。












佐藤はたまに、私の方を見ているだろうか。




どんな風に声を掛けようか悩んでるなら




"ごめん"なんて絶対に言わないでよね




その代わりに、好きって言ってよ。




不器用なあなたを、私は、




私だけは、分かってるいから。









不意に、窓を開ける音が聞こえた。




パーカー越しに、夏の優しい風が伝わる。




眠れないのかな。




佐藤は昨日、よく眠れたのだろうか。




昨日私は全く眠れなかったって言ったら、




あなたはどんな顔をするの?




どんな言葉で




どんな仕草で




私に、なんて言う?








もしも、






もしもあなたも昨日の夜眠れなかったなら、




私は"ざまーみろ"って言うよ




だってそうでしょう?




あれだけドキドキさせておいて




あんなのってほんとズルいよ。








あの時の続き、









まだ、残してあるから、なんて









恋する乙女みたいなことを考えてみる。




あなたに出会って




あなたの代役カノジョを演じてる内に




私はこんなにも女々しくなった。












いつかそんなことも





打ち明けられればいいな。















あ、もうすぐバスが着く。



















私の恋の終着駅も、







もうすぐかもしれない。



✩.*˚

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りんか
りんか
SexyZone LOVERS 💍 健人くんとの恋が始まるよーー!!!
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