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第40話

- thirty nine -
✩.*˚



次の日の朝




昨日はなかなか眠れなくて今日はもちろん寝不足。




でも今日は健人との自由時間があるから、




楽しまなきゃ、ね。




気持ちを切り替えて亜美と一緒に部屋を出る。




「え〜今日はお楽しみの自由時間です!




時間をしっかり見て迷子にならないよーに!




それでは皆さん行ってらっしゃ〜い!」




先生たちの掛け声で皆が一斉に立ち上がる。




亜美は相変わらず聡くんと過ごすらしい。




もう付き合っちゃえよってね、笑




「はる、健人くんと過ごすなんて勝利くんに怒られないの〜?」




なんて言われたけど、




「へーきへーき!!亜美は聡くんとイチャイチャしときなよ〜」




そう言ってあみの背中を押し出した。













「よっはる」




「健人!」




「んじゃぁ行こっか」




「うん!」




健人と横に並んで出発した。




まず向かってるのは近所の商店街。




「その服似合ってんね」




不意に健人が呟く。




「えっ?あ、あー!ありがと」




なんか急に幼馴染がそんなこと言うから、思わず挙動不審になっちゃう、笑




「制服姿もいいけどさ、




私服見るの久しぶりじゃん?」




「そーだね、」




「俺、いろいろあるんだよね。はるとの思い出。




最近よく思い出してる。」




「そうなんだぁ、




私はあんまり覚えてないんだよね…笑」




話しながら、蝉の音を耳で拾う。




すぐに死んでしまうと分かっていながら、一生懸命、鳴いている。




それに比べて、私たちはこんなにも長い間生きている。




10年前までは同じ背丈だった健人が、




今じゃ背伸びをしても健人の身長には追いつかない。




それに小学生のときはよくお互いの部屋を行き来してたけど、




高校生にもなったら家に行くこと自体があまり無くなった。








「俺は何でも思い出せるけどなぁ」




「私だってちょっとは思い出せるもん、」




「ちょっとって何だよ、笑」




「ほら、小学生の時健人が仮病使ってお母さんにすごい怒られてて、笑」




「あ〜笑 そんなことばっか覚えてんだろ、笑」




「だって!あれはすごい記憶に残る思い出でしょう?笑」




蝉の声が、ひとつ消えた。




「まぁね、笑




俺が記憶に残ってるのは、はるがプールで溺れそうになってたのを、




俺が私服のまま飛び込んで助けた時ね、笑」




「あ〜!!笑 あの時はほんとに感謝してる!




命の恩人!!!」




「あの時俺、めっちゃ必死だったから、笑」




「ん、ふふ笑




健人って昔っからヒーローみたいだね」




「そーか?笑






まぁ、はるだけのヒーローになれたら、良かったけど。」




そんな風に健人が言うから




「健人は私だけのヒーローだよ、




私、ちょっと健人に甘えすぎてるくらい、笑」





「そう、かな」




「そうだよ!




私、健人がいなかったらここまで生きてこれなかったもん、笑」




言ってて何だか恥ずかしい気持ちになる。




でも、こんなこと言える機会、もう二度とないかもしれないから、




こういう時を、逃しちゃダメだと思った。



















「今は、どうなの?」


✩.*˚

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りんか
りんか
SexyZone LOVERS 💍 健人くんとの恋が始まるよーー!!!
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