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第43話

- forty two -
✩.*˚



それから私達は公園を後にしてもう一度商店街へ戻った。




相変わらず涙の跡は消えないけれど、




隣に健人が居てくれるなら、大丈夫と思えた。









「なぁこのストラップ可愛くね??」




健人が指さしたのはご当地キャラクターのぬいぐるみストラップ。




「可愛い!!」




それになんか、健人そっくりだし笑




「お揃いで買っちゃう?笑」




「お、いいねぇ〜笑」




ストラップを手に取るとあっという間に健人の手の中へ。




「えっちょ、なに」




「俺に払わせて」




なんて言うもんだから




「はぁ?いいよ私が払う」




たった500円くらいだし…




「いいから女の子は黙ってて」




そう言ってスタスタとレジへ向かう幼馴染。




今までこういう扱いって受けたことないから、




健人が男の子なんだってことに改めて気づいて、




少しドキドキする。




お店の外で待ってようかな。




そう思ってお店を出たその時だった。
















「うわ、」














今1番見たくなかった人。




今1番見てはいけない人。




偽王子はいつもの様に女の子に囲まれているのでは無く、




1人の女の子と一緒に歩いてる。




「綺麗な人……」




女の子は佐藤とお似合いの美女って感じで




下の方でくくってあるツインテールが本当によく似合っている。




佐藤は私に気づく様子はなく、




20メートル先くらいで噴水の縁に腰掛けている。






やだ、







あんなに近くで見つめ合わないでよ、







あんなの、女の方が下心ありありに決まってるじゃん、







気づけよ鈍感佐藤







あーもう、やだ。







こんなとこ見るはずじゃなかったのに。











「あいつのこと気になんの?」








「へっ?!」







いつの間にか隣に来ていた健人に驚かされる。




「や、別にそんなんじゃ…!」




「バレバレ笑」





健人はそう言って私の肩を自分の方にクルッと向ける。





「でも、今日だけは俺だけ見てって言ったでしょ?」





「あ……」





「もう笑 いいじゃん、行こ」




健人は私の背中をポンと叩いて歩き出す。





佐藤と美女はいつの間にかアイスクリームを2人で食べている。










私は思わず、







健人の空いた左手を後ろから握った。







健人は少し驚いた顔をしたけど








すぐにギュッと握り返してくれた。

















この時間はずっと









私と健人の手は繋がれていた。
















私、佐藤が振り向いてくれないからって








健人でその寂しさを埋めようとしてるんだ。








健人は優しいからそれを受け止めてくれる。








これを見て佐藤、








ちょっとでも嫉妬してくれた?








クソ女の自分が、本当に嫌になる


✩.*˚

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りんか
りんか
SexyZone LOVERS 💍 健人くんとの恋が始まるよーー!!!
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