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第2話

- one -
✩.*˚



夏が近づくある日の昼休み




クル、くるよ、来る、




来たぁあああああああああ!!!






「はーるッ



一緒に食べよ」






今日もこの時間がやって参りました。






「きゃ〜〜〜勝利くん!!」



「ね!!ほんッとに王子様だよね!!」



「あれが国民的彼氏……イケメン過ぎィ!」






クラスの女という女が




口を揃えて、ほざいてる←




チッ!どこがいいのよあのクソ野郎!!




確かに顔はイケメンだよ?




誰がどう見てもあれは国宝級…




整った目鼻に




潤った唇




キリッとした眉毛に




清潔そのもののカッターシャツ…




ってバカ!




私は首をブンブン横に振って




今の幻想を世界の端へ追いやる






「はる、食べないの?」






気付けば国民的彼氏の顔は目の前にあって




現実に引き戻される。






「へ!あ、食べるよ!私食べます!!」






机の横に引っ掛けたスクールバッグの中から




お母さんの手作り弁当を取り出す。




小さくてを合わせて




ピンク色の蓋をゆっくりと開ける。




やば、今日も美味しそう…




最低なこの昼休みだけど




お母さんのお弁当だけは、




私を少しだけ幸せにしてくれる。






「それちょーだい」






ふと前を見れば




コンビニのおにぎりをかじってる佐藤。




残念だが




お弁当のおかずだけは渡さないぞ!






「えー!今度勝利くんのも作るからッ」






精一杯の演技でお弁当を手でカバーする。






途端に近づいてくる整った顔






「お前、調子乗ってんじゃねーぞ」






佐藤の息が私の耳をくすぐる




うっ、、くそぉ…!!






「も、もー!しょうがないなぁー!」






私は誰にも気づかれないように



佐藤の足を踏みつける。






「ッてぇ!!!」






痛がってる佐藤の前に




手で摘んだ卵焼きを持っていく。






「はい、あーーーんッ」






わざと甘ーい声で言ってみると



明らかに顔を歪める佐藤。



ざまぁみろ!!!!



このくらいの仕打ち




受けて当然なんだからッ!



✩.*˚

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りんか
りんか
SexyZone LOVERS 💍 健人くんとの恋が始まるよーー!!!
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