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第28話

- twenty seven -
✩.*˚



それからグループの皆は私を気遣ってくれて




時々体調を確認してくれたり




ちょくちょく休憩を挟んだりした。




私のせいで皆のペースを乱してしまって




申し訳ない気持ちでいっぱいだけど、




ここまでしてくれるグループの皆が大好きになった。






「もうすぐや〜!」




永瀬くんの言葉で皆が一斉に元気になる。




最後の大きな木を通り抜けると、




目の前に広がったのは青い空と




広すぎると言ってもいい程の草原。




「わ〜!!!すごーい!!」




私は思わず亜美の手を掴んで草原に座り込む。




「ちょ、はる、笑」




はしゃぎすぎ、なんて言いながらも




横に並んでくれる亜美。




涼しくて気持ちいい風を浴びながら、




私は口を開く。




「ねぇ、亜美」




「ん?」




10メートルくらい先には岸くん達が鬼ごっこをしている声が聞こえる。




「あのね、私、亜美に隠してることがあるの」




「うん?」




岸くんが平野くんを追いかけている。




私の瞼は重くなっていく。




「でも、今はまだ言えないの。




言う、勇気が無いの。




言ったら、亜美に、嫌われちゃう、」




亜美は何も言わない。




「私、亜美、に、嫌われたくない、




亜美と、離れたく、ないの、




私って、ばかでずるくて、弱く「はる、」












「これ以上自分のこと悪く言ったら、









許さないから、」








いつの間にか




鬼ごっこは終わっていて




亜美の目には




涙が滲んでいた。












「いつでも待ってるから。












ずーっと待っててあげるから、













はるが強くなったら、1番に教えてよね、」












「…ッ」















「ってバカ!なんで私が泣いてんのよ、」








亜美は怒った。




怒りながら笑って




笑いながら泣いた。















もうお昼はとっくに過ぎていて









いつの間にか生徒たちは近くの食堂に入ってるみたいだった。









「行こっか、」







「ん、」








私と亜美は勢いよく走り出した。



✩.*˚

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りんか
りんか
SexyZone LOVERS 💍 健人くんとの恋が始まるよーー!!!
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