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第4話

はじまり
入学式から2週間。
不本意にも学級委員になってしまった私は、
結構無茶苦茶な担任に戸惑いながらも奮闘していた。
~昼休み~
遠田先生
髙橋ー川崎ー!
今日放課後残れるかー?資料運んでほしいんだけど
髙橋海人
えー?…いいっすよー
川崎樹奈
だいじょぶでーす
遠田先生
んじゃ、理科準備室にあるテキスト教室に運んでねー
うわぁめんど…てか自分でやれよ
~放課後 理科準備室にて~
髙橋海人
いやほんとに担任ふざけてるよな····
理科準備室の中には
とんでもない量のテキストが山のように積み上がっていた。
川崎樹奈
どうする?これ1回じゃ運びきれないよね…
髙橋海人
しかもここ2階だろ?
1年2組は4階にある。
川崎樹奈
しょうがないか…がんばろ
私たちは想像以上に重いテキストの束を運びはじめた。
川崎樹奈
うわぁ…これ結構重いね
髙橋海人
ほんとな。川崎だいじょぶか?
川崎樹奈
う、うん
いや、結構だいじょぶではない。ずいぶんと重い。
髙橋海人
先教室行ってるな。ゆっくり来いよ。
川崎樹奈
うん、ごめんねー!
髙橋くんは私の2倍の量のテキストを抱えてすたすたと階段を登って行った。
川崎樹奈
ぃよっしゃー!教室着いたァァァ!
と言ってもまだ1回目だ。
理科準備室に戻ると、さっきまで山積みだったテキストがひとつもなくなっていた。
川崎樹奈
ありゃ?
そこへ髙橋くんが入ってきた。
髙橋海人
川崎?あ、全部終わったよ
川崎樹奈
ふぇっ?
髙橋海人
え?だから、全部運んだって。
川崎樹奈
え?まじ?なに?髙橋くんって実は怪力なん?
髙橋海人
違います。
髙橋海人
さてと、かーえろっと
ふふっ 髙橋くんってクールに見えて男らしいとこもあるんだ…
髙橋海人
なに笑ってんの?きも笑笑
川崎樹奈
いや、きもはないでしょー!さすがに
髙橋海人
はいはい。すみませんでしたー
川崎樹奈
もー!!
髙橋くんの意外な1面が見えて、ちょっとうれしかった川崎であった。