第2話

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2020/10/28 11:49
あなた
ん…
あなた
狭い…
ドンドン
外から何かを叩く音がして真っ暗だった場所にゆっくりと光が差し込んできた
ディア・クロウリー
次は貴方の番ですよ。
あなた
え…
仮面をかぶった知らない人が目の前にいた
ディア・クロウリー
ほら!時間がないので、早く!
あなた
あ、ちょっ…
私は仮面の人に引っ張られて外に出ると
沢山の人がこちらを見ていた
皆んな同じ服装をしていて、フードを被っていて、顔がよく見えない。
あなた
(わ、私も同じ、ふ、服装…)
凄く怖い…
ディア・クロウリー
では、鏡の前に立って!
あなた
は、はい…?
言われるままに私は、鏡の前に立った
闇の鏡
汝の名は…?
あなた
(え、えっと…名前を、い、言えばいいのかな?)
あなた
メ、あなたです…
ディア・クロウリー
メグ…汝の魂の形は…
ディア・クロウリー
ディアソムニア!
あなた
ディ、…?
よくわからず、混乱している時だった
レオナ・キングスカラー
おい、学園長。こいつ雌じゃねえか。
ディア・クロウリー
え…
耳が生えている男の人の視線は私にある
あなた
え…
周りの人の視線も私に…
ディア・クロウリー
よ、よく見たら、キングスカラーくんの言う通り、女性じゃないですか!?
その一言により、辺りは一気にザワザワし始める
あなた
え…あ…
ディア・クロウリー
どうして、女性がここに!?今まで、こんなこと一度もなかったのに!
周りのザワザワは止まらない
あなた
(私…もしかして、め、迷惑なのかな…)
私は、自分がこの場にとって邪魔な存在でしかないと思い始めていた
私はその場から、歩き出して、この大きな部屋から出ようとする
ディア・クロウリー
ちょ、ちょっと!君!どこへ行くつもりですか!?
仮面をかぶった人が私にいう
あなた
え、だ、だって…私、この場に邪魔じゃないですか…
あなた
ちょ、ちょうど、い、行き場もなかったんで、死のうかなぁ…って思ってたんです…
ヴィル・シェーンハイト
え…?
レオナ・キングスカラー
は…?
ディア・クロウリー
い、今なんて…
あなた
し、死にたいんです。い、行き場も、生きる価値も…わ、わたしにはないから…
私がそういうと、辺りは一気に静まった
皆んな、え?とか何この子?とか凄い気まづそうな顔をしていた
あなた
(そ、そりゃその反応になるよね…)
あなた
では、さ、さようなら…ご、ご迷惑おかけしてしまって、申し訳ございません…でした。
私はそう言って、部屋から出ようとした






ねくすと⤵︎


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