健人「菊池まだ寝てるよな〜?」
健人「…って、起きてたの!」
風磨「帰ったかと思った」
健人「菊池一人にして帰るわけ無いじゃん」
風磨「いや、でも悪いし中島も疲れてんだろ?」
健人「いや全然?」
健人「俺のことは気にしないで自分の体調の事だけ気にして」
風磨「あざす、」
健人「あ、卵がゆ食べて。俺今スポーツドリンクと冷えピタ買ってきたから」
健人「食べたら体温測ろうね」
風磨「いただきまーす」
中島が作ってくれた卵がゆはふわふわで
しんどい体にすごく染み渡った
中島「どう?」
風磨「めっちゃ美味い」
風磨「何杯でもいけそ笑」
健人「ほんと!?良かった、これで少しでも元気になればいいけど、」
風磨「もう俺元気」
健人「まだまだ熱あるでしょ」
健人「さてさて、今日は菊池の家にお泊りということで」
風磨「…え?」
健人「さっきも言ったじゃん、一人にさせれないって」
風磨「…ありがたいけど流石に申し訳ない」
健人「もう〜、申し訳ないって言葉禁止ね。笑」
健人「菊池の家お泊りとか中々したことなかったね笑」
風磨「俺の家泊まりに来んの大体樹だもん」
健人「俺もこれから樹に負けないぐらい泊まろっと」
風磨「いやどこで張り合ってんの笑」
健人「え?笑笑ちょーっと悔しいの!」
健人「ほんとちょっとね!?」
風磨「はいはい笑」
中島のおかげで笑顔で話せる気力は戻ったみたいだ
風磨「…ありがとな、中島」
いつもいつも。
健人「いーえっ」
中島は俺の1番のクスリかもしれない、なんてな笑
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。