第14話

1 番 の ク ス リ .
2,131
2021/08/01 18:15
健人「菊池まだ寝てるよな〜?」




健人「…って、起きてたの!」




風磨「帰ったかと思った」




健人「菊池一人にして帰るわけ無いじゃん」




風磨「いや、でも悪いし中島も疲れてんだろ?」




健人「いや全然?」




健人「俺のことは気にしないで自分の体調の事だけ気にして」




風磨「あざす、」




健人「あ、卵がゆ食べて。俺今スポーツドリンクと冷えピタ買ってきたから」




健人「食べたら体温測ろうね」




風磨「いただきまーす」




中島が作ってくれた卵がゆはふわふわで




しんどい体にすごく染み渡った




中島「どう?」




風磨「めっちゃ美味い」




風磨「何杯でもいけそ笑」




健人「ほんと!?良かった、これで少しでも元気になればいいけど、」




風磨「もう俺元気」




健人「まだまだ熱あるでしょ」




健人「さてさて、今日は菊池の家にお泊りということで」




風磨「…え?」




健人「さっきも言ったじゃん、一人にさせれないって」




風磨「…ありがたいけど流石に申し訳ない」




健人「もう〜、申し訳ないって言葉禁止ね。笑」




健人「菊池の家お泊りとか中々したことなかったね笑」




風磨「俺の家泊まりに来んの大体樹だもん」




健人「俺もこれから樹に負けないぐらい泊まろっと」




風磨「いやどこで張り合ってんの笑」




健人「え?笑笑ちょーっと悔しいの!」




健人「ほんとちょっとね!?」




風磨「はいはい笑」




中島のおかげで笑顔で話せる気力は戻ったみたいだ




風磨「…ありがとな、中島」




いつもいつも。




健人「いーえっ」




中島は俺の1番のクスリかもしれない、なんてな笑

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