むぎゅーーーー
恭平くんは、私を抱きしめた、、、
でも、それには、応えられない
今も沢山の人と話をしてきた。
恭平くんは、凍りついた、、、
私の目からは、涙が溢れていた。
朝ごはんの食器を片付け、
恭平くんの朝ごはんを用意した。
と伝え、部屋を出た。
こうして、暮らしていけばいいのかもしれない。
ふと、そんな事を考えた。
一緒に暮らしていく、、、親として。
めまいがする、、、
でもね、会いたい人に会えたのよ。
幸せです、それだけで、いい。
洗濯を回してる間に、
風呂を洗い、
トイレを掃除して、
洗濯を干して、寝室の掃除機をかける
天気いいから、布団ほしちゃお、、、
バタン
からん、、、
目を覚ますと、病院に居た
点滴で繋がってた
部屋には誰もいなかった
帰りたい、あたしの家。
あ。だめですよ
おまえさ、ちゃんと、寝てろって。
家のことは、オレがやるから。
ちゃんと、食えるようになるまで、帰ってくんな
滝の様に涙が出る、、、
振り向くと、恭平くんがびっくりするくらい泣いてた。
むぎゅーーーーっっ
こんなところで、こんなカタチの仲直り。
うん、、、、
ありがとう
それだけ言えただけでも、生きてて良かったと思った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。