第334話

塩田塩太郎
199
2020/02/17 23:17
恭平
あなた?おまえ、絶対許さない




なんだ?なんだ?





朝6時、私は大阪自宅、朝ごはん支度してたら、電話があった。




あなた
今夜帰るんだよね?何時ごろかわかる?
恭平
わかる訳ないやろ?




ぷつ









なんだ、この塩太郎。













我々はとりあえず、日常をすすめる。





のぞみ
パパ帰ってくるの?
あなた
うん、なんでしってんの?
のぞみ
おかずが多いし、色が綺麗
あなた
う、、、









帰って来たのは、10時ごろだった。







あなた
おかえりなさい💜
恭平
うん、ただいま



え?なにそれ?






あたまぽん








ま、、昨日会ったけど。









恭平
飯食って来た
あなた
え?









風呂、と聞こえた気がしたが、、、




意識が遠のく、、、










家を開けることは、今まで月の半分くらいはある。それが何日続いても、帰ってくる日は必ず、どんな遅くても、家でご飯を食べてくれてた。









朝の許さない、、、、なに?












はぁ、、、また、、、辛い日々が来るのね。



涙が止まらない








ツアー中なのに、帰ってきてくれたんだから、と今の事を後廻しにして、洗濯とか明日の持ち物とかを用意する。





あたし、なにしたんだろう、、、







出てきた恭平くんは、冷蔵庫からビールを自分で出して、立ったまま、ぷしゅー





今日は、いい。
気がついてないようにしようと。









恭平
どうした?なんで泣いてんの?
あなた
ううん




こっちに歩いてくるから。


あたしは、ダイニングテーブルの恭平くんのご飯を片付ける、、、




恭平
待って
私の腕ごとつかむ










置いておいて、このまま




座って



オレの事、どうおもってんの?








あなた
なに?それ??
涙が加速する。パーカーのフードを被り、俯く、、、





下を向いてる私の頬に、彼の手が伸びる。

はぁ💜

なに?わからない

彼の指と自分の指を絡めて、頬から外す








彼の手の甲に、キスをする



あなた
世界で一番恭平くんが好きです
あなた
恭平くんの事だけ考えて、ご飯の支度して、掃除して、洗濯して、生きてる
あなた
あたし、なにを許してもらえないの?





彼は、優しい目で、私を見つめて。
逆の手で、頬をなじる。





恭平
おまえ、浮気してた
あなた
してない!!そんなこと、、、
恭平
オレの夢で。
あなた
へぇ?
恭平
ホテルのドア開けたら、ベッドの上でなにも着ず、男と幸せそうにキスしてた
恭平
あなた?って声掛けたら、男がこっち見たんだけど、流星だったんだ。
恭平
でも、さっき玄関開けたら、おまえ居てくれて。急に恥ずかしくなって。
恭平
飯食って来たって言ったけど、腹へってんの



ちゅ♡






ありがとう





ふふ♡





恭平
恭平
いただきまーーーす💜















涙返せ!!塩田塩太郎くんよ、、、

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