あの時、パパと2人で来た。これから始まる別々の暮らしに漠然と不安を抱えてた。
今はこんなに幸せ。
ねぇ、恭平くん♡
今日も安定のイケメン
食事も、終わりに差し掛かったとこで、
襖の向こうから、
奥さま、すみません、ちょっと、よろしいですか?
女将さんの声。
え、なに?
襖の向こうへ行って、息をのむ!!!
真っ赤な薔薇🌹を腕いっぱい抱えて、恭平くんが立ってた。
ちゅ♡
おでこにくれた♡
そんな事、してくるなんてさ。
内通者がいてるんやな?
まぁ、許す。
死ぬかと思うほど、びっくりした。
部屋に戻る時、
女将さんが、紫の薔薇と交換してくれた。
ふふふ
あかんやん、うちら。
同じ事してる、、、
って振り返って、王様、驚く。
薔薇に隠れてキスしてくれた♡
割と大きめの子供のように薔薇を抱えて、デザート
じゃまやん♡
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!