第392話

薔薇
207
2020/02/28 10:00
のぞみ
おいしーー♡
ひかる
ぅま
恭平
これ、パパのな、ここから来たらあかん
ひかる
ちょーだい
恭平
あかん
あや
こんなもの、こんなチビに食べさせていいのかな?
パパ
お前も早いわ
あなた
ほんまや、あたしだって、高校受かった時やったのに。
あなた
あの時も、旨かったけど、今日はもっと美味いな
パパ
うん、そぉやな。2人やったのにな。






あの時、パパと2人で来た。これから始まる別々の暮らしに漠然と不安を抱えてた。



今はこんなに幸せ。



ねぇ、恭平くん♡


今日も安定のイケメン









食事も、終わりに差し掛かったとこで、


襖の向こうから、







奥さま、すみません、ちょっと、よろしいですか?





女将さんの声。







え、なに?







襖の向こうへ行って、息をのむ!!!










あなた
ひやぁ!!!
なにぃ??






真っ赤な薔薇🌹を腕いっぱい抱えて、恭平くんが立ってた。






恭平
あなた、あと5日で誕生日やろ?
恭平
いつもありがとうな
恭平
すぐ、追いかけてこい!!
あなた
ありがとう♡
あなた
なんで?こんな事になってるん?




ちゅ♡



おでこにくれた♡


そんな事、してくるなんてさ。
内通者がいてるんやな?




まぁ、許す。


死ぬかと思うほど、びっくりした。





部屋に戻る時、




女将さんが、紫の薔薇と交換してくれた。





ふふふ





あかんやん、うちら。




同じ事してる、、、



恭平
ふふふ、すごいやろ?
って振り返って、王様、驚く。





恭平
え、紫やん?
あなた
あたしから。おめでとう
恭平
ギャハハ♡あかんやん、可愛すぎやて♡
薔薇に隠れてキスしてくれた♡




割と大きめの子供のように薔薇を抱えて、デザート








じゃまやん♡




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