第4話

過去と現在
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2019/04/28 09:54
ジュンside
















『それって、どういうこと···?』

















情報屋「まぁ···分からないだろうなあなたが本当は無罪だなんて。」













『···!無罪なら、ここにいるなんておかしいじゃないか。』












情報屋「裁判で、負けたんだよ。あいつは。」












『そんな···!』












情報屋「でも、あなたは感謝してた。」













『どうして···』












情報屋「裁判に勝って家に帰ったところでどうせ自殺してたからだってよ。」











『そんなに酷いの?』












情報屋「あぁ。母親は鬱病で自殺、そのショックで父親から暴力を受けるが父親も自殺。預けられた親戚の家でまた暴力といじめ。で、窃盗の罪を着せられた。」












『そんなことが···酷い!』












情報屋「でもあなたを見てみろ。生き生きしてるだろ?」












『うん。凄く楽しそう』












情報屋「だから、いいって。ここにいたいんだってさ。」











『俺も、ここにいてほしいと思う。』












情報屋「仲間らしくなってきたな、ジュン」











『俺が仲間でいいの?』












情報屋「そんなの俺だけが決めることじゃない。赤房全員で決めることだ。」











『そう···だよね』












情報屋「でも、」












『でも?』











情報屋「辛い過去を持つ者が信じる人は、本当の仲間って言えるんじゃないのか?」











『···』











情報屋「少なくとも俺には、あいつらはジュンと仲良くしたがってるように見えるけどな」











『そうだったら、嬉しいけど。』












情報屋「何も心配しなくていい。勝手に寄ってくるから‪。笑」













あなた「ジュンー!こっち来なよ!ヒロトが面白いことしてくれるってー!」











情報屋「ほらな。」









『うん。ありがとう』












情報屋「気にしなくていい。」











あなた「ほらージュンおいでよー!」












情報屋「俺は誘わないんだな‪w」











エガオ「だってパスって言うじゃん!」








あなた「そーだよ!!」











情報屋「そうだな笑」











あなた「情報屋は呼んでない!ジュン!早くー!」












『今行くよ!』











ダイケン「で、ヒロト、何するんだ?」











ヒロト「面白いこと!」











ダイケン「それは知ってるって‪w‪w」











ジョー「早く始めようぜー」




















俺は、ここでなら、

























仲間を信じられるんじゃないかな、と思う。












































少なくともきっともう、

























俺はあいつらを信じてる。

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