ジェイドに耳元でそう囁かれ、フロイドはぶわっと顔を赤くする。
表情を崩さず平然とそう言うジェイドを見て、皆は尊敬の眼差しを向ける。
…が、実はジェイドの心情は平静とは程遠いものだった。
ニヤニヤと楽しそうに笑うあなたを見て、フロイドはぼそっと呟いた。
それからはぁとため息をひとつつくと、分かったよ、とフロイドは腹を括った。
その言葉を聞いて、皆が唾をごくりと飲み込んだ。
空気がピンと張り詰めて、フロイドは柄にもなく緊張する。
もし、ジェイドに嫌われたら。
この言葉を聞いて、ジェイドがオレの事を嫌いになったら。
そう考えると、怖くてたまらなくなる。
でも。
フロイドは深呼吸すると、一息で言い切った。
そう感心する人々もいる中で、告白されたお相手であるジェイドはひどく混乱していた。
ジェイドは今度あなたに特製キノコスパゲッティ(=ジェイドが山で採ってきたよく分からないキノコ入りスパゲッティ)を振る舞う事を心に決め、フロイドの方を向いた。
フロイドはそれに笑顔で、
と返した。
そういえばそんなものもあったな、と皆の視線がジェイドとフロイドからアズールの方へと移った。
アズールはそれを見てため息をつくと、こう一言。
* * *
どうも、テスト終わりました(2つの意味で)、カイです!更新遅れてすみませんでした…。
いやー、やっとくっつきましたね!(やっとって言う程かかってねぇだろ)
普段ジェイフロばっか書いてるんでこの子達が1番始めになりました…俺の中ではやっぱりか、って感じです()
次はどうしよっかなーとか考えてますけどまだこの話を終わらせる気は全くないんで次くっつくのにはもう少し時間がかかるかも…と思ってます。
次は誰かな、なんて楽しみにしながら読んでください!
ではまたっ。バイバイッ。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。