今日は、私の誕生日。
友達と買い物に行って、お母さんと駅で待ち合わせしてた。
♪~
スマホから着信音がした
病院からだった。
耳を疑った。
お母さんが、事故に?
私は急いで病院に向かった。
こんな日になるなんて。。。
307号室のドアを開けた。
そこには
顔に白い布がかかったお母さんがいた。
それからさきはよく覚えていない。
お母さんの顔は、いつもより青白くて
お母さんの手は、いつもより冷たい。
お母さんの声は
もう聞こえない。
頬が濡れて、顎に雫がたまって落ちていく。
私は部屋を出た。
廊下には、幼なじみのユンギと弟のテテとグクがいた。
私はうつむいたままユンギについていった。
私達は無言で帰った。
ユンギは私の家までついてきてくれた。
私はユンギの背中にくっついた。
こんな、泣いてる顔、見せられない。
そのまま、私は帰ろうとした。
ユンギは私の手を引っ張って抱き寄せてきた。
その後、ずっとユンギの胸で泣いてた。
気持ちが落ち着いたからかな、涙が止まらない。
To Be Continued...
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!