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第1話

one
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太陽みたいなひとだったな…
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4月下旬。
桜も散り、少しずつ初夏の匂いがする季節。
葉っぱも青々としてきて
ああ、もうそんなに時間が経ったんだと感じる。











私は白鳥沢学園高校2年
日向 桜智(ひゅうが さち)。

今日は幼馴染とちょっとだけ
バレーをしに体育館に来た。
影山 飛雄
影山 飛雄
おい桜智
この口悪いのが1つ下の幼馴染
影山 飛雄(かげやま とびお)。

バレー部に入部しようとしたら
一緒に入る予定だった同級生と喧嘩をして
協力できないなら入部させないと
言われたらしい。

それで私は彼の暇つぶしの相手をしている。
日向 桜智
日向 桜智
入部したいんだったら
ちゃんと協力しなきゃでしょ?
馬鹿なの?
影山 飛雄
影山 飛雄
うるせえ!俺は悪くない!
日向 桜智
日向 桜智
あんたも悪いから
こうなってるんでしょうが…!
白鳥沢落ちてるし!ほんと馬鹿
彼は少しだけ不貞腐れてしまった。
でも、自業自得だ。
影山 飛雄
影山 飛雄
桜智はなんでバレー辞めたんだよ
日向 桜智
日向 桜智
え?
影山 飛雄
影山 飛雄
新山女子から推薦来てたろ
日向 桜智
日向 桜智
…別にいいじゃんそれは
私がバレーをやめた理由は
右足の骨折。そして肩を壊したから。

本当は高校でもバレーを続けるつもりだったけど
最後の大会前に大怪我をした。
オーバーワークで足を骨折し肩を壊した。


私は元々右でスパイクを打っていたが
肩を壊してからは左でも打てるように練習をした。
飛雄と練習するときはいつも左で打っている。

影山 飛雄
影山 飛雄
怪我以外に理由あるんだろ?
怪我をしてバレーを辞めたと飛雄には伝えてある。
でも本当は、飛雄がバレーしている姿を見たかったから。
白鳥沢でバレーする姿を見たかったから。

でも彼は受験に落ちて烏野高校に入学したのだ。
日向 桜智
日向 桜智
ないよ
影山 飛雄
影山 飛雄
そうか…
日向 桜智
日向 桜智
練習再開するよ
そう言って私たちはまた練習を始めた。


















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飛雄がもし、白鳥沢に来ていたら…って
今でも考えることがある。
もう1ヶ月くらい経つのに。
影山 飛雄
影山 飛雄
なあ、桜智
日向 桜智
日向 桜智
ん?
影山 飛雄
影山 飛雄
俺、本当はちょっと怖いんだ
飛雄は中学最後の大会で
トスを打ってもらえなかった。
それが怖いと今でも言う。

みんなには普通の顔してるけど
私だけにはこうやって悩みも打ち明けてくれる
日向 桜智
日向 桜智
過去は過去!
今を楽しみなさい
影山 飛雄
影山 飛雄
…あいつが打ってくれたんだ
俺のトス
日向 桜智
日向 桜智
あいつって?喧嘩した子?
影山 飛雄
影山 飛雄
日向って言うんだけどさ
日向 桜智
日向 桜智
あーオレンジ髪のチビちゃん!
影山 飛雄
影山 飛雄
俺は、あいつにトスをあげたいと思った
俺がいればあいつは強くなれると思った
日向 桜智
日向 桜智
飛雄
影山 飛雄
影山 飛雄
…でも怖いんだ
日向 桜智
日向 桜智
飛雄、大丈夫だよ
飛雄の味方は沢山いる
いつも強気な飛雄だけど
たまに弱音を吐くことがある。
影山 飛雄
影山 飛雄
…日向とはぶつかることもあると思う
日向 桜智
日向 桜智
飛雄なら大丈夫
お互い分かち合える
いいライバルになれるよ、きっと
影山 飛雄
影山 飛雄
頑張るよ、俺
日向 桜智
日向 桜智
それでこそ飛雄だ!
頑張ってね。
白鳥沢に勝てるくらい強くなって
影山 飛雄
影山 飛雄
当たり前だボケ
日向 桜智
日向 桜智
よし、帰ろっか
私たちは帰る準備をして
駅に向かった。

すると…




_________ あの!!すみません!!!
後ろから声が聞こえた。
振り向くとそこにはオレンジ髪の少年が立っていた
影山 飛雄
影山 飛雄
日向?
日向 翔陽
日向 翔陽
影山!
日向 桜智
日向 桜智
この子が日向くん?
私がそう聞くと
オレンジ髪の子は挨拶をした
日向 翔陽
日向 翔陽
ここ、こ、こんにちは!
日向 翔陽です!!!!
影山 飛雄
影山 飛雄
しっかりしろボケェ
日向 翔陽
日向 翔陽
うるせえ!
日向 桜智
日向 桜智
フフッ
影山 飛雄
影山 飛雄
桜智!何笑ってんだよ!
日向 桜智
日向 桜智
仲良いなあと思って
影山 飛雄
影山 飛雄
はぁ?!俺が?!こいつと?!
んなわけねえだろ
日向 翔陽
日向 翔陽
そうですそうです!
それより…影山この人彼女?
日向くんはちょっとニヤッとしていた。
影山 飛雄
影山 飛雄
んなんじゃねえよ、幼馴染だよ
日向 桜智
日向 桜智
はじめまして
日向 桜智って言います
影山 飛雄
影山 飛雄
言っとくけどこいつ1個上だから
日向 桜智
日向 桜智
ほんと生意気な幼馴染ですみません
影山 飛雄
影山 飛雄
何が生意気だよ!
日向 桜智
日向 桜智
うるさい!トビウオ!生意気じゃない!
日向 翔陽
日向 翔陽
ハハッ!仲良いんですね!
そう言って笑う日向くんは
とても明るくて太陽みたいな人だと思った。
影山 飛雄
影山 飛雄
うるせえなあ
で、どうしたんだよ
日向 翔陽
日向 翔陽
え?何が?
影山 飛雄
影山 飛雄
なんかあったから声かけたんだろうが
日向 翔陽
日向 翔陽
ああ!さっき角曲がった時にさ
落とし物してたから
これ違うかなって思って
そう言って出されたのは
タオルだった。
日向 桜智
日向 桜智
あ、れ?
ちゃんとリュックに入れてたのに
日向 翔陽
日向 翔陽
桜智さんのでしたか!
日向 桜智
日向 桜智
はい!
ありがとうございます!
それは私が飛雄から貰ったものだった
影山 飛雄
影山 飛雄
まだこれ使ってんのか
日向 桜智
日向 桜智
いいじゃない
私の思い出が詰まった物なんだから
日向 翔陽
日向 翔陽
素敵ですね
また彼は微笑んだ。
その顔はさっきとは違って少し大人びて見えた。

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それから少し日向くんと話して
連絡先を交換することにした。
話してて楽しいと感じたし
もっと話したいと思ったからいつでも話せるようにって
日向くんが言ってくれたのだ。
日向 翔陽
日向 翔陽
桜智さん、呼び捨てでいいですよ?
日向 桜智
日向 桜智
いやあ、悪いよ…
日向 翔陽
日向 翔陽
いいんです!
日向 桜智
日向 桜智
じゃあ、し、しょ、翔陽…?
日向 翔陽
日向 翔陽
はい!
周りがパアッと明るくなるような
眩しい笑顔だった。
初めてあったのに彼の笑顔に引き込まれる感じ。
影山 飛雄
影山 飛雄
桜智、そろそろ行かないと
時計を見ると午後4時を回っていた。
今日は5時から小学のバレークラブの指導に行かないといけない
日向 桜智
日向 桜智
本当だ!
ごめんね、翔陽!
またラインするね!!
日向 翔陽
日向 翔陽
あ、はい!
気をつけて!
日向 桜智
日向 桜智
うん!ばいばい!
影山 飛雄
影山 飛雄
またな
私たちはそうして駅まで走って行った。

















___ 日向 翔陽くん…
なんて太陽みたいな人なんだろう ______





















__________ 眩しかった、な…