第103話

女の子の日
8,767
2020/04/28 16:29
あなたside



タッタッタ








誰かの足音が聞こえる







でもそんなことどうでもいい



今は1人になりたい気分なんや























高橋「あ!いた!」



『ほっといてや...グズッ』


高橋「そんなんほっとけるわけないやろ?はいっ」








そう言って恭平が投げてくれたんは


























『はちみつレモン...』


高橋「好きやろ、それ」


『(コクン)』


高橋「まああなたが思うことも色々あると思うから全部吐き出してええねんで。俺が受け止めたる」


『うん...ズズッ』




















恭平の声のトーンは落ち着く





何でも受け止めてくれるような






優しいトーンなんや











『あのな、あなた女の子やからって特別扱いされたないねん。グズッ...みんなに気ぃ使われるんもいややし、みんなの足でまといになるのも嫌なんや...グズン』


高橋「うん」


『でな、なんて言ったらええかわからへんけど...グズッ』



高橋「うんうん」


『きょーへーっ...(号泣)』


高橋「よく我慢したなぁ。よく頑張ったで。シンメの俺が見てるからな、大丈夫やで」
(頭ポンポン)






















その手はすごく優しくて



あったかかった












































恭平がシンメでほんまによかった

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