第109話

女子会
7,715
2020/05/01 16:00
あなたside


お兄がinホテルなので



今夜はお母さん(?)と女子会ですっ!












『なんか初めてかも〜』




久しぶりに布団を敷いた


隣には美樹さんがいる



美樹「そーね笑 あの頃は忙しくてこんなことしてあげられなかった...」


『なんかごめんなさい。美樹さん』


美樹「ううん、私が悪いの」


『でもあなた達を置いてったのはきっと理由があったんやろ?』


美樹「理由ってほど大それたものじゃないの。言い訳にしかならないかもしれない」


『聞かせてくれへん?』


美樹「...わかったわ」


「あれはまだあなたが3歳になったばかりの時...」






















〜回想〜

美樹side



バッ🚪

『あらあなた、おかえりなさい』


優馬(父)「美樹!聞いてくれ!」


『どうしたの?そんなに急いで』


優馬(父)「大きい仕事が決まった...!俺たち2人でだ!」




当時私たちは30歳。

日本でそこそこ有名な俳優夫婦だった。


仕事にはやりがいを感じてたし、なんと言ってもお芝居が大好きだったの。














そんな中舞い込んだ仕事が












































"ハリウッド"だった。













『海外!?そこって治安があまり良くないんじゃ...』


優馬「うん、廉とあなたは連れては行けないよな」


『そうよね』










正直、とても迷った。




仕事と家族、どっちが大事か、私にもわからなかったの。



















でも私は仕事を選んだ





























『ごめんね廉。急に仕事が入っちゃって』


優馬「すぐ帰ってくるからな!」


永瀬「うん!お仕事頑張ってね」


あなた「まま、ぱぱいってらっしゃっ!」


「『行ってきます!』」

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