西畑side
現在PM11:00
あなた待ってるなうです
西畑大吾です
『った...!』
刺された背中は少々...まぁ、結構痛みます笑
『でもやっとあなた守れたんよな((ボソッ』
忘れもしない...
アオハルライブの初日
あなたはあるファンに刺された
俺は反対側におって、すぐに駆けつけることができひんかってん
でも後悔はそれだけじゃなくて
もっと後悔したことがもう一つあって、、
それはな...
その刺した子が西畑担やったことやねん
みんなはな、「そんなん西畑は関係ないで」って言ってくれたけど、やっぱりどっかで罪悪感みたいなんがあったんよね
せやからこの背中の傷は
やっとあなたを守れた証
"男の勲章"なんや!
三毛島side
大ちゃんにお礼を伝えるために忍び足で向かっているなうです
三毛島こと永瀬あなたです
ほんまはな...お礼言うんが主やないんやけどなっ
まぁ、それはのちほどわかることでしょう!
そろそろ大ちゃんの病室に着きます!!
3....2.....いーち!!
ガラガラガラ🚪
『大ちゃん!!』
西畑「しーっ!声でかいてw(小声)」
よかった...
ほんまに大ちゃん生きてた←
『そやったw(小声)』
(ポンポン)
大ちゃんがベッドの隣においでって手招いてきた
トコトコトコ←歩いた音
(ボスンッ)←座った音
ギュッ
すると急に大ちゃんに強く抱き締められた
『大...ちゃん?苦しい!苦しいって笑』
西畑「よかった...今度はちゃんと守れて...ズズッ...間に合わへんかと思った...グズッ」
『泣いてるん?』
西畑「当たり前やろっ!グズッ...目の前であなたが殺されそうになってたんやで!」
『...』
西畑「もう...無理せんといてや」
『心配かけてごめんね。大ちゃん、あの...さ』
西畑「ん?」
『ほんまにほんまにありがとう!で...な』
西畑「いえいえ!どーしたん?」
『やっぱなんでもない!とりあえず直接お礼伝えたかってん!じゃあ帰るn...』
西畑「待って!...まだちょっとだけ、ここにいてくれへん?」
大ちゃん、泣いた後やから目うるうるで...
そんな目で見られたら帰れんやん!!!
『ええ...けど...?////』
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。