第147話

なにわ先生 ―過去―
6,673
2020/05/22 12:53

『きっかけは些細なことやったんや...』










































―過去―


「なんかさぁ、あなたちゃんの声って変じゃない?ww」







唐突に言われたその一言であなたの人生が変わった










「三毛島ってさ、声変だよな」
「めっちゃわかる。なんかキモくねw」
「それな」














今まで気にしたことなかった自分の"声"のこと




次第に人の前で話すことすらできなくなってた













でもさ、こういうことって家族には話せんよね

あなたも話せんかってん





母「最近学校どう?」

『...めっちゃ楽しいよ!友達もいっぱいできたし!』

母「あらま!良かった〜」







ホッとしたお母さんの顔みたら余計言えんくなってもうてな、









辛かった











苦しかった










もう限界...そう思った時、



















































康にぃが声かけてくれたんや

















向井「あなたちゃん...?やったよな!」


『(コクン)』




実は康にぃのお父さんと、あなたの育てのお父さんが高校の同級生でな笑





当時あなたが11歳、康にぃが20歳くらい?とかやったかな、家族で一緒に遊び行ったんよ!

















そこで初めて"ジャニーズ"に出会った。












向井「ジャニーズはな〜、楽しいで!みんなに元気を届ける仕事なんやよ」

『...』


向井「せやな、あなたと同じくらいの子って言ったら...うーん、あ!信号トリオとか同じ世代ちゃうん?」

『...』

向井「動画、見る?てゆうか見てや!」

(動画見せる)

『...すごっ...










向井「...初めてや」

『?』

向井「初めて喋ってくれたぁぁぁ!!!」

『あ...ごめん、なさい』

向井「なんで謝るん!笑 ごっつ可愛ええ声しとんのにっ!!」







初めて言われた


ほんまに救われた言葉































んで、そっから信号トリオの沼にハマり、しっかりとジャニオタになったのでした笑←俺担じゃないんかい!By向井康二



プリ小説オーディオドラマ