美樹「...もしかして、あなた?」
『そう...です』
美樹「大きくなったわね。廉とも似てきて...」
永瀬「黙れ」
『お兄ちゃん?』
永瀬「俺はまだ母さんのこと許してないから。俺らを捨てて海外に行ったこと」
美樹「本当にそれはごめんなさい。でもn...」
永瀬「聞きたくない。謝っても許さないから。あの後俺らがどんなに辛かったか知らないやろ」
美樹「...」
「『...』」
捨てた?
あなた達を?
よう分からへんけどあなた達のせいで現場がしーんとしてもうた
雰囲気戻さなっ
『うん、まあね!その話は置いときましょう!』
永瀬「...」
だめや、完全にキレてまってる
『お兄ちゃん、あの秘密みんなにバラすで?ええのぉ〜??』
永瀬「っ!」
『嫌やろぉ〜?』
永瀬「...撮影始めますか」
『ふふ笑 そうこなくっちゃ!』
『すいません、よろしくお願いしまーす!!』
ス((ε-(´∀`;)ホッ))
ス「はい、じゃあ始めましょう!」
〜撮影終了後〜
『美樹...さん?』
美樹「ウトウト...ハッ!! ごめんなさい、いつの間にか寝ちゃって...」
『泊まってきますよね??』
永瀬「は!? 何言ってんねん、俺今キレてんやけど!」
『(スルー)じゃあ、行きましょ!』
永瀬「無視すんなや💢💢 俺ホテル取るからな」
美樹「いいのかしら。廉怒ってるけど」
『大丈夫大丈夫♪』
結局お兄は1人でホテル取ってもうた🙄
大人げない...
まあええか←
今日は女子会や♪
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。