いやぁ…やっと終わったぁ〜!
(私は手に持っていた某落ちくんを思いったり握りしめた。水が腕を滴って気持ち悪いが、まあ今はそれも構わない。)
(私が住んでるこの家は、いわゆるシェアハウスと言うもの。私の父が建てた。私が将来住めるようにってね。
でも私の友達はみんな一人暮らしをしていて、シェアハウスに興味はないらしい。せっかく建ててもらったのに、と申し訳なかったから、今は私が住んでる。)
(アクセス良し、周りの環境良し、キッチンも最新、白を基調としたシンプルなデザインも良い。
ただ難点が1つ。
掃除がめちゃくちゃ大変。
まあ考えても見れば当たり前。もともと8人住めるくらい広いのに、1人で住んでるのだから。)
あーあ…誰でもいいから来ないかなぁ…
(私が心からのため息をついた。
刹那。)
ガタン。
いっちばーん!!
え、綺麗やん!
ホンマやめっちゃええ匂いする!
(…ん?
勝手に誰かが入ってきた…!?)
急で驚き、咄嗟に近くのクローゼットに飛び込んだ。
と、同時に侵入者であろう人たちの足音がリビングへ。
すげー!!広ーい!!
7人も住めるんやから、当たり前やろ笑
(7人!?住める!?一体どう言うこと!?ここに住んでるの私なんだけど!?)
(そしてどこかで聞いたことある声…関西弁だし…)
しっかしすばる、お前よう見つけたな。こんな立地いいところ無いで?
ええそれは頑張りましたとも。天下の村上様の住む場所なんですから。はっはっは。
いや全然笑てないやん。なんや村上様って。
(す、すばる?!
さらに村上!!!???
すばると村上って、もしかして関ジャニの!?)
もしかしたらここに関ジャニ∞がいるかもしれないという非現実すぎる展開に驚いた私は、つい興奮してクローゼットの中の物を倒してしまった。
ガタッ
…ん?今なんか音せえへんかった?
え、俺は聴こえませんでしたけど
裕ちんいきなり怖いこと言わんといてやぁ
いや、確かにここらへんから聴こえてんけどな
(や、やばい!!)
(や、足音が近づいてくる…バレる!)
(迷ってる暇なんてない。けど、なんもできない…。)
私はそのまま何もすることができなかった。
そして…。
ガチャリ
っおっ!????
ど、どちらさん????!!!
(目の前にはテレビで見るより明らかに白い顔と柔らかそうな唇。
あぁ、これが横山裕って人か。
テレビなんかで見るより全然整ってる…。
その顔の向こうにも、横山さんと同じように驚いている顔が6つ。
あぁ、本当に関ジャニ∞じゃん)
あっ、あの…ど、どうも…。
これが、私たちの最初の出会いだった。
あ、ここの住居人です…決して怪しい者ではなくてですね…
こんな不甲斐ないことが初対面の挨拶になるような、未熟トーストです。
ぜひ味付けをしていただけると、ありがたいなぁ、なんて…。
贅沢すぎますよね?
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!