第8話

ロク♥︎ ~北斗side~
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2018/10/29 10:13
あなたのこと、みんなに説明しなきゃな〜

なんて思ってたら、リビングついちゃった。


中に入ったら、メンバーが興味しんしんって感じでこっちを見てる。
大我
コップ、片付けといた。
北斗
ありがと。
久しぶりに会話した。
それで?
説明、してくれるんでしょ?
やっぱり…
あんま、人に話したくないんだけど…

まぁ、あなたなら話さなきゃいけないってわかってるだろうなぁ。
北斗
あいつ…あなたは、虐待されていたんだ。

生まれてすぐから、去年くらいまで。

俺の母親が気づいて、あなたを引き取った。

俺の母親にさえ懐かなかったけど、俺には
ついてきた。

だから、今、俺の家にいるんだ。
慎太郎
もとから、喋らない子だったの?
ジェシー
今、全く話してないよね。
北斗
昔は、よく笑って、たくさん話す子だった。

俺がジャニーズに入って、会わなくなった頃、

虐待がエスカレートして、今みたいになったんだ。
優吾
話すことはあるの?
北斗
俺となら、声は小さいけど、話すよ。

笑うこともある。
大我
なんで、人を怖がっている子がいるのに、
俺らを呼んだの?
やっぱり、そうなるよな。
北斗
人に、慣れさせた方がいいかなって。

俺の母親とも、話すようになった。

だったら、俺の知り合いから慣れさせようって。
みんな
じゃあ、これからも定期的に来ていい?
北斗
まぁ、しょうがないだろう。
病気のことは話さなくていっか、って思って、
時計見たら、ふつーに終電過ぎてた。
北斗
電車!
みんな
ああ~ ~ ~ ~!!!!
北斗
しょうがないな、泊まっていけ!
面倒くさい…。

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