第16話

#13
214
2018/08/15 10:41
ソヒョン
あはははっ
なんかソヒョンさんわざとらしく


見せつけるように


笑ったり


오빠って呼んだり










辛い。
テヒョン
先輩?
テヒョンくんも時々そんな風に呼んでくれるけど


寂しいよ
























帰っちゃお












こっそり着替えて


こっそり部屋を出た


気づいてないみたい


良かった






そして私はエレベーターに乗り

1階に付いた





そして家へと歩みを進めた。
はぁー
せっかく付き合えたのに


せっかく家に入れてもらえたのに






ソヒョンさんに隣取られちゃった




















テヒョンくんも私よりソヒョンさんの方が


お似合いだよ











そう思いながら雨の降る道を進む
髪の毛、また痛む
そう思いながら、雨に濡れたのか、まだ乾いていないのか分からない、自分の髪を触った


テヒョンくんに乾かしてもらったのにな











テヒョンくんは今頃


私がいないことに気付かず


ソヒョンさんと仲良く話してるんだろうな













テヒョンくんの隣は私のなのに








































あれ、なんかテヒョンくんと


同じ匂いのする人に


抱きしめられた
テヒョン
先輩何してるんですか?
テヒョン
また、髪濡れちゃいましたね
テヒョンくん?
テヒョン
はい、テヒョンです!
なんで?
ソヒョンさんは?
テヒョン
置いてきました。
テヒョン
俺の好きな人のことあんなのとか、言うやつは
でも、大切な妹さんでしょ?
テヒョン
彼女の方が大切です
テヒョン
でも、なんでこんなとこにいるんですか?
ソヒョンさんと仲良さそうだったから
邪魔したら悪いから帰ろうと思って
テヒョン
じゃあ、なんで先輩は泣いてるんですか?
泣いてない
テヒョン
泣いてます
きっと雨だよ
テヒョン
そういうことにしといてあげます
うん
テヒョン
じゃあ、帰りましょ?
どこに?
テヒョン
俺の家です
いや
テヒョン
そうですよね
彼はソヒョンさんのいることが嫌な私を


察したのか











































テヒョン
じゃあ



























『先輩の家行ってもいいですか?』

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