第10話

3話
172
2022/05/22 07:21
―ゆっくりと、扉が開いていく…。
そして、次には人影が現れた。

シノ「東の魔法使い、シノ。世話になる。」
ヒースクリフ 「シノ…」
ネロ 「…東の魔法使い、ネロだ。………まぁ、宜しく…」
エース 「東の魔法使いエース・トラッポラ。宜しく〜♪」


リケ 「中央の魔法使いリケです。外の世界のことはあまり知りませんが…。みなさんよろしくおねがいします。」

マリサ  「中央の国から、来ました!マリサ・キリサメだぜ。よろしくな!」
カリム  「西の国からきた、カリム・アルアジーム!よろしくな!」

ラスティカ 「西の魔法使い、ラスティカ。お招き頂き光栄です。ところで、僕の花嫁見ませんでしたか?」
クロエ   「西の魔法使いクロエです!ラスティカと一緒に旅をして、仕立て屋をしていました。あの、宜しく!」

ルチル  「南の魔法使いのルチルです。南の国では教師をしていました。みなさん、よろしくお願いしますね。」
ミチル  「南の魔法使いミチル!偉大な魔女チレッタの息子ミチルです。ごほん。お見知りおきを。」
レノックス 「……レノックス。南の魔法使いだ。よろしく。」
フィガロ  「南の魔法使い、フィガロだ。どうぞ宜しくね。」
シルバー  「南の魔法使いシルバーだ。よろしく頼む…。」

アーサー 「中央の魔法使いアーサー。賢者様、よろしくお願いいたします。」



アーサー  「…………!これは一体、どういうことだ!?」
クロエ   「火事!?兵隊さん!?いきなりなにが起きているんだ!?」

周りが慌てるか、驚いている中、マリサと、カリムの二人はこのような会話をしていた。




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カリム   「なんだ!?宴か!?」
マリサ   「いや、そんなわないだろ…」
カリム   「そうだよな!」
マリサ   「カリムならいいかねなそう…」コソッ
カリム   「?何かいったか?」
マリサ   「いや、なにもないぜ。」
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ラスティカ 「張り切って名乗りを上げたけれど、なんか取り込み中みたいだね。」
ネロ    「おいおい…」
リケ    「…これが外の世界…。」
ミチル   「賢者の魔法使いが、兵隊さんに攻撃されているんですか?どうして?」

シノ    「理由はどうでもいい。オレは賢者の魔法使いを助ける。すぐに動けなくしてやる。」
フィガロ  「待って。」
シノ    「なんだ。」
フィガロ  「軍隊相手だと後が面倒だ。魔法を使って応戦しないほうがいい。レノ、シルバー頼んでいいかい?」
レノックス・シルバー  「分かりました。」

ルチル   「レノさん!シルバーさん!僕も手伝います!」
レノックス 「いい。下がっていろ。」

シルバーがルチルの方を向き頷く。
ルチルは、それに返すようにシルバーに対し頷いた。
そして…レノックスとシルバーが、互いの顔を見合わせ、前へと歩いていく。それを見てー…

ミチル  「な、なんか、格好いい…。」

兵隊   「こっ、殺される…!矢を放て!」
「ゆるんだ隙に逃げろ…!」
ヒースクリフ  「やめろ!」ルチル・ミチル  「格好いい……!!」

そういう二人の前では、レノックスとシルバーが体術で兵隊と戦っている二人の姿であった。

ネロ   「あの、二人の兄さんはなんだ?傭兵か?」
フィガロ 「いや、羊飼い。」
エース・ネロ 「羊飼い!?」
リケ   「…僕の知っている羊飼いと違う……。」
シノ   「デカイな…」

兵隊   「うわあああっ……!」
「逃げろ!」

レノックス  「大丈夫か?」
晶      「ありがとうございます。」

ファウスト  「おまえ…」
レノックス  「……ファウスト様……」
シルバー   「レノックス知り合いか…?」
レノックス  「あぁ…」
ファウスト  「いや…人違いだ。」
シルバー   「…?そうなのか…?」

シルバーは、少し困惑した。

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