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第3話

私の世界。

宮川さん今回のテストも全教科満点でナンバーワンだってよ

え!また??もう何回目だよ。
生徒会長もしてるし、もうここまでくると白中の王者だな。
放課後、生徒会長室。

扉を挟んだ廊下で話す男子生徒の声が聞こえる。

王者ね〜悪くない響きだ。

日本一の私立中学と言われる私立白陵学園中等部に入学してもうすぐ3度目の春がやって来そうなところだった。

将来の政治家、官僚など日本の未来を背負うことになる猛者が集結すると聞き即入学。

だけど全然楽しくない。むしろ、つまんない。

だって全く相手がいないんだもん。

テストも勉強も反吐が出る程簡単なものばかり、なのにみんなわかんないわかんないって。

はは、呆れなんて通り越して笑ってしまう。

そんな中で入学してから全てのテストで満点、1位をキープし続けてるあたしは自動的に生徒会長〜ってわけ。

いやー、便利便利。

うちの学校の生徒会長って理事長並みの権力もってるから。

学食も無料、授業費も免除、学祭・体育祭すべて好きなようにプロデュース出来ちゃう。

まぁ、簡単に言っちゃえばこの白中では生徒会長が全て。

生徒会長の絶対権力なんだよ。

あたしに逆らうものなんていない、全てがあたしのもの。あたしのためにある。


そんなことを考えていると、トントンとドアをノックする音が部屋に響く。

あなた

はい。

つい緩む頬を引き締め短く返事をする。

その声を聞きゆっくりと入室してきた人物を見て自然と微笑む。
あなた。先生が入学式のプランをお願いしますっていってたよ。
あなた

わかった。あおありがとう。
入学式のプランはあおに任せるわ。

りょーかい。
そう言って人懐っこい笑顔で微笑むのはあたしと同じ白陵学園中等部3年の皆川碧(みながわあおい)。

あたしの彼氏であり生徒会副会長。

生徒会長のあたしの従順だけどだけど誰よりそばでいつも支えてくれる唯一心の休まる存在かもしれない。

ちなみに、あおのお父さんは大物政治家。

きっとあおも将来は政治家か官僚ってとこだろう。
最近また頑張りすぎてない?たまには休みなよ??
あなた

大丈夫大丈夫〜。
まだまだやらなきゃならないことは山積みだから。

あおの心配そうな言葉を聞きつつ学校から支給されたパソコンに向かう。

あたしの政治は、力はこんなもんじゃない。

こんなちっぽけな学校一つなんて狭すぎる。

もっと……もっと……。


こんな学校一つ変えたところで世界に、腐った世の中にはなんの影響も与えない。

だからあたしはもっと広いどこかで政治を行わなきゃならないんだ。

あたしの世界はまだまだ終わらない────

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🍅  華橘  🍅
入賞者バッジ
🍅 華橘 🍅
華橘で、((はなたちばな))と申します🙇‍♀️ 更新はとにかく気まぐれです🤦‍♀️ 🌸 『刹那〜織姫と彦星と私とあなた〜』 第4回プリコン 入賞させて頂きました 🌸 漫画のような恋愛に憧れてる看護学生JKです✌️ ですが、現実はそう甘くなく、漫画に書いたようなダメ男ばかりと関わって参りました。 さぁみなのしゅう小説の中ぐらい夢を見ようじゃないか! ヒロインはなぜかヤンデレちゃん多めです🤦‍♀️🤦‍♀️ 恋愛話はハッピーエンドじゃないと面白くない!なんていう謎のポリシーを持っております。 1日の終わりに少しの時間で読んで少しだけ幸せになれる物語をモットーに書いております🤓
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