無料スマホ夢小説ならプリ小説 byGMO

前の話
一覧へ
次の話
6
2021/08/14

第1話

愚かな自分
自分はバスケ部に所属している。
大した才能もない。
足が速いわけでもない。持久力がある訳でもない。でかい訳でもない。
バスケ部の同級生は凄いやつばかり。マラソン大会10位以内の約半分を占める程のすごい人達ばっかりだ。
こんな才能のない自分が肩を並べて歩いてもいいのかとも思う。

どれだけ努力しようと結果は出ない。



同級生には勝てない。



それがわかったのは中2の夏休みが終わった頃だった。
自分は逃げた。
努力しても勝てないなら努力する必要は無い。
そしてある行事の実行委員会に入った。
元々リーダーシップがあったというのもそうだが部活に行きたくなかったのだ。
練習がある日は身体が重く、心臓が重力に負けて落ちていきそうだった。

実行委員会はとても楽しかった。
自分たちで授業をしたりおもてなしをしたり。
ここには自分の居場所があった。
大変だったがやりがいがあった。
努力を積み重ねるたびに結果が実っていった。

そしていつの間にか部活なんてどうでもいいと思っていた。
勝てないのは当たり前。
練習試合すらも楽しみではなく、憂鬱だった。
努力を積み重ねても結果が実らない部活などどうでもよかった。
そして実行委員会が解散になった日、同級生にある言葉を言われた。


「ずるい」

「走らないのなんてずるい」

「こっちの方がしんどい」
それは自分たちがまるでサボりのような扱いだった。
どれだけ頑張ってるのか見たことがないくせに。
とても悔しかった。
これだけ努力をし、結果が出たというのに認めてもらえないのか。
頭を使って、話し合いをするより、体を使い、走り続けた方が凄いのか。

そして私はしてはいけないことをした。
SNSに愚痴ってしまった。
ダメな事だとわかっていながらも怒りと悲しさに負けてしまった。
今思えば本当に情けない。
ふと思った、「ここが違うんだな」という思いが頭の中を駆け巡る。
私は進化なんてできない。退化しているな…