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第3話

相談
『なぁ、女の子ってどんなのが好きなの?』


小さい紙を開くと、そう書かれていた。


4つ折りにされたノートの切れ端が、授業中に右から回ってきたかと思えば…


いきなり何…?


晴太の発言はいっつも唐突。


“どんなの”が指す対象すら書かれてない。


しかも、いつでも話せるのに授業中に手紙って…


まぁ、この国語の先生、授業中に喋ってるとすごい怒るから手紙っていうのは正解だけどさ。


『何の話?』


晴太の文字の下にそう書いてまた返す。


晴太は紙を裏返してまたシャーペンを走らせ、私の机の上に置いた。


『プレゼント!

今度さなの誕生日なんだよ

何がいいと思う?』


紗奈先輩のこと、“さな”って呼び捨てにしてるあたり、ちゃんと彼氏感出てるなぁ。


こんな小さいことでも胸がズキンと痛む。


そしてこの内容。


今話す意味…!


私に相談しないでよ…!


彼女絡みの話、私傷つくんだよ?


…と思う反面、晴太好きな人の相談は無視出来ない。


誕生日プレゼント、ねぇ…


『アクセサリーとか?』


定番だよね?


って、彼氏いたことないからわかんないけど!!


『いっぱいありすぎて選べねー!』


すぐに返ってくる手紙。


晴太らしいな、と思わず吹き出しそうになるのを必死で抑える。


まぁ、確かにね…


ネックレスとか、ピアス、イヤリングとか…


デザインも色々だもんなぁ〜…


う〜ん…


どうしたものか…


私にも分からない。


紗奈先輩とは普通に話すけど、どんなのが好きとか知らないし…


そもそも!


『晴太が選んだものならなんでも嬉しいと思うけど』


よく言うやつ。


相当変なものじゃなきゃ、彼氏からのプレゼントって嬉しいと思うんだよねぇ〜


『なんだよ!

適当かよ!!』


紙を開いて、ばっと晴太の方に顔を向けると、晴太ははぁぁと深いため息をついてみせる。


…呆れられた…。


でもさ!


適当じゃないもん!!


ほんとにほんとにそう思うんだもん。


私だったら…


晴太が一生懸命選んでくれたんだなって思ったら、なんでも嬉しいもん…


私が晴太の彼女なら…


嬉しいもん…


絶対。


あーあ…。


紗奈先輩が羨ましいな。