長い夢を見ていた気がする。
目の前には死んでいったはずの仲間達。
降谷以外の四人が必死にこちらに何かを叫んでいる。
でも、場所が遠すぎて何を言っているかがわからない。
……ここ、学校???
あぁ…私小学校通ってんだった(
頭を上げると目の前には担任の怒った顔。
どうやら授業中に寝てしまったらしい。
あの夢が何を指しているかはわからない。
この事は一旦忘れよう……。
そう私に言い聞かせた。
ふと、横目で江戸川君を見る。
子供らしからぬ感の鋭さ。
そして何より空気を読めないこの男…。(
そう思いながら見ていると、
私の視線に気づいたのか、
こちらを向いてそう言った。
私は視線を逸らし、
黒板を見る。
おい。聞こえてるからな(((
NEXT⏩
(謎回)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。