無料ケータイ小説ならプリ小説 byGMO

第22話

認めてくれる人
志麻
志麻
・・・っ?!?!
志麻くんは目を見開き、困惑しているようだった。
あなた
あなた
ふふッ
今日は散々困らせられたから、これで御相子
私は肩をすくめてクスリと笑った。だけなのに...
目の前の景色が変わった。天を見上げる形で。
だが、天を見上げる体勢なのに、見えているのは天井ではない。
私が見上げているのは____志麻くんだった。
本能的に起き上がろうとするも、起き上がれない。腕がソファーへと固定されているかのように。
あなた
あなた
(・・・固定?なにで?)
そう思い、自身の腕を見る。そこには、私のものよりも焼けていて、薄く褐色を帯びている手があった。
つまり押し倒されている。
あなた
あなた
(押し倒...え?)
あなた
あなた
ちょっ?!!
志麻くんッ?!
志麻
志麻
・・・。
あなた
あなた
急にどうしたの!?
志麻
志麻
...あなたが煽った...
あなた
あなた
えぇ!?
すると、志麻くんの指が私の膝から上へと滑っていく。
あなた
あなた
ッ!!!!
あなた
あなた
(ダメ!ダメ!ダメ!ダメ!ダメ!ダメ!ダメ!ダメ!ダメ!ダメ!ダメ!)
指の滑った箇所に痛みが残る。
無論、駄目なのは志麻くんの行いではない。
理由は違う方向にある。
あなた
あなた
(ダメだ!ここで痛みが隠しきれても、靴下を下ろされたり、スカートを少しでも上げられたら、傷や包帯でバレる...!)
志麻
志麻
あなた・・・?
あなた
あなた
志麻くん...ダメだよ...!
私の身体は、汚れすぎてる...!
触れたら..志麻く...ま、で...
汚、れ...る!
息が上がってうまく喋れなくなる。
頭の中でいつもなら耐えられるはずの学校での暴力や暴言がフラッシュバックする。いつもなら耐えられる。だが、今は違った。途端に何かにすがりたくなった。
頭の中と目の前がグルグルとしだす。
私は過呼吸になっていた。
志麻
志麻
っ?!あなた!!
瞬間、志麻くんに抱きしめられる。苦しいくらいにギュッと。でも、今の私にはそれが心地よかった。私の存在をここに認めてくれているようで、「ここに居ていいんだ」と優しく話し掛けてくれているようで。
だがら、私はその愛しい人にすがった。
苦しくて__嬉しくて__視界が涙でぼやける。
あなた
あなた
はぁ...はぁ...
あ"...う"ぅ...!
志麻
志麻
あなた、大丈夫だから!
俺が!ずっとずっと傍にいるから...!
あなた
あなた
う"ぅ"...!
はぁ..はぁ...ぁァ
志麻
志麻
ずっと...
いるから...

シェア&お気に入りしよう!

この作品をお気に入りに追加して、更新通知を受け取ろう!

ゆらら
ゆらら
              
青春・学園の作品もっと見る
公式作品もっと見る