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第12話

私が守られる時間
チャイムが鳴り響く。
昼休みの終了5分前の合図だ
志麻
志麻
もう時間か...
あなた
あなた
あ!そういえば志麻くん、
今日は生徒会があるからって...
志麻
志麻
ん?あ、あぁ...
志麻
志麻
いやさぁ?
女子たちをくために嘘吐いたんだ
あなた
あなた
え?
志麻
志麻
上手く撒いて、あなたと一緒にお昼にしようと思ったんやけど、絢野さんに呼び出されてしもて...
あなた
あなた
そうだったんだ
もしかしたら、あのまましばらく教室にいたら昼休みはずっと志麻くんと話していられたのかもしれないと思ったが、今更後悔しても遅いことは重々承知している。
志麻
志麻
てゆか、あなた。お昼食べたの?
あなた
あなた
...っ?!え?!
あ、うん!食べたよ!うん!
志麻
志麻
....?そぅか?
あなた
あなた
うん!
私、お腹がはち切れるくらい食べた!
志麻
志麻
なんやソレww
にこりと微笑む志麻くん。
彼にはこの優しい笑みがつくづく似合うと思う
しかし、またもや危なかった。
素直に「最近、食べることが辛くって...」なんて言ってしまった日には、その原因も追及されるに決まっている。そうなってしまっては、また堂々巡りである。
キョドってしまったが、元気に答えたつもりだ。バレていないことを祈ろう
志麻
志麻
んじゃ、そろそろ時間やし教室戻ろ
あなた
あなた
そうだね!
そうしよっか!








授業直前の皆がいる時間と、授業中は、当然だが何も起こらない。だが、今の私はその当然のことでとても安心してしまう。
いじめはいけない事___
それは一般常識だろう。
その『一般常識』が目に届くところにある時だけ私は守られている。

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ゆらら
ゆらら
              
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