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第25話

嘘は暴かれる
私は事のあらましをざっとではあるが話した。
あなた
あなた
そ、それで...
来るように言われたから..
付いて行っ、、たら...
志麻
志麻
わかったよ。
辛かったね...。
それだけ言うと、志麻くんは私を抱きしめて頭を撫でてくれた。
志麻
志麻
本当にごめんな...
気づいてあげられへんかった...
まるで自分が加害者のように志麻くんは言った。けれど、それはおかしい。志麻くんは何も悪くないのだから。
あなた
あなた
ううん!
志麻くんは悪くない!!絶対!!
必死で抗議する私に少し目を丸くする志麻くん。
あまり大声を出していないつもりだったが、少々大きすぎただろうか?心配になり志麻くんの顔を覗いてみる。
あなた
あなた
ど、どうしたの?
志麻
志麻
あ、いや。
あなた、普段そんなに必死になってることあんましあらへんからさ
あなた
あなた
そっか・・・
あなた
あなた
(他の人にはそう見えてるのかな)
志麻
志麻
でも、勇気出して話してくれてありがとな
志麻
志麻
よく頑張ったな
「よしよし」と私の頭をまた優しく撫でる。その手は大きくて温かかった。
ふと目だけを上にすると、志麻くんの腕が見える。まぁ、これは当たり前のことなのだが...
私はまだ打ち明けていなかったのだ。






自分で傷付けた腕のことを。





だが、これだけは言うこたが怖くて億劫になる。
コレを言ってしまったら、本当に拒絶されてしまうのではないかと。そう思うと自然と唇が重く閉じてゆく。
あなた
あなた
(どう...しよう...)
言わないでいるのも、それはそれで罪悪感に刈られこの場から逃げ出してしまいたくなる。
志麻
志麻
なぁ、あなた。
あなた
あなた
ん?
志麻
志麻
俺にまだ言ってないことある?
あなた
あなた
ないよ
あるはずなのに、私はにこやかに微笑む。
そんな自分が怖かった。
嘘を吐きすぎて、嘘に慣れたようで恐ろしかった。
志麻
志麻
まぁ、あったとしても無理に言わそうとはせぇへんからええねんやけどな?
志麻
志麻
でも、
あなた
あなた
でも?
志麻
志麻
腕の包帯は別件やんな?

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ゆらら
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