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第31話

救済
川白 可憐
川白 可憐
ッアハハ!
あなた
あなた
え...?
絢野 真理華
絢野 真理華
そっかそっかぁぁ♪
もう怒ってないのか~♪
後ろにいる女子たちもクスクスと笑い、抑えきれなくなったのかお腹を抱えている人もいる。
川白 可憐
川白 可憐
アンタさぁ?
こんなのにダマされちゃった訳~?
笑いながら川白さんは言った
あなた
あなた
ダマされた...って...?
絢野 真理華
絢野 真理華
私の演技に引っ掛かったんだよぉ?
バカじゃないのカナぁ
川白 可憐
川白 可憐
ホントあんた、あきれるほど馬鹿だねー
あなた
あなた
嘘・・・
川白 可憐
川白 可憐
嘘じゃねーよ
あなた
あなた
(そっか...)
あなた
あなた
(私って、ホント馬鹿...)
踊り場なんて、不自然じゃないか
だってここはあの時も来たじゃないか
なんで気付かなかったんだろう...



不思議と諦めがついた。
なんでだろう。
あなた
あなた
(全部、どーでもいいよ・・・)
「志麻くんに言ってから来ればよかった」なんて後悔だけが私を包んでいく。
絢野 真理華
絢野 真理華
テメェ、今日1日志麻くんにくっつかれててさぁ...しかも私たちに冷たくなっただろ?
絢野 真理華
絢野 真理華
なんか言ったんじゃねぇよな?
まだ手をあげられていないが、その気迫にひるんで怖くなる。足がすくむ。
いつもよりも怖い。恐怖で空間が歪む。
あなた
あなた
なにも、言ってない、、です
怖い。
「もうすぐ手をあげられるんじゃないだろうか」なんて考えて更に恐怖が増す。
頭がグルグルする。
川白 可憐
川白 可憐
テメェ、本当になんで生きてんだよ
あなた
あなた
・・・っ?!
川白 可憐
川白 可憐
志麻くんにび売って楽しいかよ
あなた
あなた
媚びなんて. . .
川白 可憐
川白 可憐
口答えすんの?
あなた
あなた
い、いえ・・・
川白 可憐
川白 可憐
本当に・・・
ギシリと川白さんが歯ぎしりする。
その顔は憎悪にまみれていた。
川白 可憐
川白 可憐
テメェなんか死ねばいいんだよッ!!
その言葉に涙が溢れた。
知っていたこと・・・
気付きたくなかったこと・・・




私は生きてる意味なんてない




息が荒くなる。呼吸が上手くできない。
前回志麻くんの家で泣いてしまった時とは比べ物にならかいくらい苦しい。
川白 可憐
川白 可憐
テメェなんか・・・ッ!!





やめて・・・
お願いだから・・・!




志麻
志麻
あなたッ!!
あなた
あなた
し、志麻...く...ん?
思うように声が出せない。
どうしよう....
けれど、志麻くんが来たことで安心できた。
足の力が抜けて、その場に座り込む。
川白 可憐
川白 可憐
っ?!??!
絢野 真理華
絢野 真理華
し、志麻くん?
ど、どーしたのかなぁ?
志麻
志麻
そんなとこで何しとるん
志麻くんの目が鋭くなる。
川白 可憐
川白 可憐
あなたちゃんとお話してたの!
必死に答える川白さんを志麻くんはキッと睨みつけた。
志麻
志麻
嘘吐け
川白 可憐
川白 可憐
嘘じゃないの!
志麻
志麻
じゃあ、今のはなんだったん
川白 可憐
川白 可憐
今のってなんのこと?
すると志麻くんはポケットからスマホを取り出して、なにかを操作する。

すると、
スマホの音声
テメェなんか死ねばいいんだよッ!!
絢野 真理華
絢野 真理華
こ、れ・・・
可憐の声...
志麻
志麻
なんでこんな事言ってんだよ
低く、くぐもった声で志麻くんが問う。
川白 可憐
川白 可憐
こ、これは・・・
川白さんが口ごもっていると
志麻
志麻
あなた、大丈夫?
いつもの優しい笑みを浮かべて志麻くんが私の前に膝間付いた。
指で私の涙を拭うと、「行こ」と言って手を差し伸べてきた。
あなた
あなた
うん...!
私は少しだけ朦朧もうろうとする頭で返事をして、しっかりと手を握った。
川白 可憐
川白 可憐
なんでよ志麻くん!
そんな娘ばっかり構って!
志麻
志麻
「なんで」?
絢野 真理華
絢野 真理華
そうだよ!なんで?!
志麻
志麻
俺、お前たちみたいに人を虐める心の汚い奴が一番嫌いだからだよ
そう吐き捨てると、志麻くんは私の手をひいて足早にその場を去って行く。
ふと後ろを振りかえると、唖然としたままの川白さんたちが立っていた。

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ゆらら
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