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第14話

機械的な感情の上で
___それはある日突然起こる。
まぁ、あんな家庭の状況が続いていたらそうなると、納得できた。
『離婚』
至極当然だが周りからは「可哀想な」という目で見られていた。
父と母からはどちらへとついていくのか問われた。どちらでもよかった。どちらと居ても私は我慢しなくてはならない。
ネットで調べれば、ほとんどが母親へとついて行くという。だから、例に漏れず私も母へとついて行くことにした。 理由なんてそれだけである。
中学校へ進学すると、浦田くん 志麻くん 坂田くん 折原くんの4人と同じクラスになった。同じクラスと言っても当初は他の人と同じように頼み事をされるくらいしか会話なんてしたことがなかった。
1・2年とあの4人と同じクラスだった
だが、3年で志麻くんと折原くん 浦田くんと坂田くんで分かれてしまったらしい。
私は志麻くんと折原くんと同じクラスだった
2年間特に何も無く、あったことと言えば自分は他人へ迷惑を掛けてはいけないと更に強く思っていったことだろう。
だが、その2年間の全てがガラガラと音をたてて崩れていくのは瞬間だった。
それは、ある日。いつものように頼まれ事をしたので資料を運んでいたときのことだった。
別に、いつもと大きな違いなんてなかった。
強いて言うのであれば、その日は少しだけ頼まれる回数が多かったことくらいだ
だが、その「少し」はあまり「少し」と言える量ではなかったらしい。
資料を持って行って欲しいと言われた先は3階。だが、受け渡されたのは1階の踊り場。
少々長い距離かもしれないが、そんなこと関係なしに機会的に笑みを浮かべ「はい」と言う以外、私はしない。
階段を1段1段、ゆっくりと上がって行く。
首筋にはじっとりと汗をかいて気持ちが悪いが、拭っている暇などあるはずもない。
1段...2段...3段...
重い...厚い...疲れた...
そう思ってしまったからだろうか?
階段でよろめいて、踏み外してしまった
頭は打たないといいなぁ
無感情に、暢気に、そう考えていた

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ゆらら
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