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第29話

幕開け
「1-C」
その文字を見ていつもの通り後ろのドアに手を掛ける。
だが、いつもと違ったのはいつもより少しだけ希望を持って教室の前に立てたことだ。


今日は、『私の太陽』が助けてくれるはずだから
ガラガラと音をたててドアを開ける。
志麻くんはいつものように前のドアから入り、大勢の女子に囲まれている。
当然だが、その中には川白さんや、絢野さんもいる
少し気になり、教室の前方__もとい、志麻くんの方に目をやる。
川白 可憐
川白 可憐
おはよ~
志麻くん
絢野 真理華
絢野 真理華
おはよぉ~
その他の女子「おはよー!」
      「今日もカッコイイなぁ♪」
あなた
あなた
(いつ見ても凄いなぁ)
志麻
志麻
...うん。おはよ。
あなた
あなた
(あれ?今日、なんか__)
絢野 真理華
絢野 真理華
志麻くぅん?
今日、元気ないのかなぁ?
他の女子たちも同じく気付いたらしく、心配の声を口々にしていた。
志麻
志麻
いや、いつも通り元気だよ
志麻
志麻
心配しんといて
少し眉を潜めてそう言った志麻くんは、周りの女子を振り払うようにして、うらたくんたちの方へと向かって行った。
そんな志麻くんを目で追いかけていると、チラリと視線を感じ、その方向を見る。
そこには案の定、川白さんたちがいた。
どうやら、志麻くんの異変は私のせいだと踏み、私に怒っているようだった。
あなた
あなた
(っ・・・?!)
視線がいつもより鋭く、思わず後ずさる。
私は急いで自分の机に向かい、荷物を下ろすと授業の用意を始めた。





しばらくして。
キーンコーンカーンコーン
チャイムが響き、それと同時に先生が入ってくる。
先生
お前らー席に着けー
先生
HRホームルームはじめるぞー
クラス一同
はぁーい
あなた
あなた
(今日は平穏にいきますように)
そう願いを込めてギュッと自分の手を握った。

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ゆらら
ゆらら
              
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