風磨 side
… ったく 、、
これからココスで腹いっぱいになるまで
食べまくろうと思ってたのにさ 。 ←
あの後輩 、天然なのかバカなのかわかんねえけど
なんか抜けてるんだよな ( )
『 … 岸〜 、 』
岸「 … あっ !! 風磨くん !! 」
『 なあ 、お前なにしたんだよ 』 ←
岸「 いや〜 、なんか 、
いろいろ保存してたUSB失くしちゃって 」 (
『 ………………… は ? 』
岸「 え ? 」 ←
『 この前仕上げてお前に預けてたやつだよな ? 』
岸「 はい ! そうっす ! 」
『 … なんでそんな爽やかに返事できるんだよ
岸いいいいいい 、!!! 』 (
おいおいまじか ………… !!!!
せっかく徹夜までして仕上げた傑作を 、、
…………… はあ 、岸に預けた俺がバカだった 、 ←
もう探してる暇は無さそうだし
今から作り直すかなあ〜 、
『 じゃあ 、作り直すから準備して 』
岸「 え 、作り直すんすか ?!?! 」
『 そりゃそうだろ 。
探して見つかるんだったら探すけど … 』
岸「 絶対見つかるって保証は無い … ですよね 、
ほんとにすいません 、 」
『 ま 、頑張ろうぜ 。見捨てたりはしないから 。 』
岸「 っ風磨くん … ! ( ぎゅーっ ) 」
『 おい !!!!! w 離せ !!!! w 』
岸「 嫌です絶対離しません ! 」
『 … このままだと作る時間無くなって
怒られちゃうのにいいのかなあ〜 ?
別に俺は 、岸に罪をなすりつけて
帰ることもできるけど〜 ? 』
岸「 申し訳ございませんでした 」 ←
岸も悪いやつじゃないから
わざとやったわけじゃないってことくらいわかる 。
けど 、また作り直すって考えると
やっぱり辛いんだよな ←
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。