第2話

1、嫌だ
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2020/12/14 23:20
碧井 美月
碧井 美月
(ゲホッゴホッ………彼奴ら本気でやりやがって……………痛い…………。)


学校の帰り道、高校2年の僕____碧井美月はそんなことを考えながら帰路を辿っていた。




僕は、虐められてる。







理由は分からないけど、高校生にもなってこんな事する人いるんだなって思った。




高校生にもなってやっていい事とやっちゃダメな事の区別もつかない馬鹿ってほんとにいるんだなって思った。














部屋に入って、いつもは虐めなんてどうでも良くなるのに、今日は怪我が痛すぎてそんな余裕はなかった。







一通り自分で手当てしたあと、ベッドにダイブする。
碧井 美月
碧井 美月
(もう…………………やだな…………。)



初めてこんな事を思った。




親戚から虐待を受けてた時も、こんなことは考えなかった。



むしろ無だったから。







好きなキャラがいても、毎回こんな調子だと、流石に気が滅入る。
碧井 美月
碧井 美月
(もう………………こんな世界…………………………嫌だ………………。)



僕はそのまま、寝てしまった。

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