第12話

11話
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2018/11/22 14:43


🦁「失礼しま〜す」




『て、て、て、てひょん君?!』




🦁「あ、あなたちゃん」




🦁「あなたちゃんも具合、悪いの?」



『あ、えと………』



🐹「わぁ〜!僕、めっちゃ邪魔みたいだから鍵 てひょなに託してここから退散するねッ☆」



『え、ちょ!』




バタン



『………』



🦁「…………」



🦁「あの先生……逃げ足だけは速いよね笑笑」



『うん笑笑』



🦁「あの先生とあなたちゃんは仲いいの?」



『まぁ笑笑』



🦁「そっか、僕も笑笑」



『そうなんだ笑笑』



🦁「あ、具合悪いんだっけ、えと、まずは」




そう言っていきなり私の顔の近くまで てひょん君が近づいてきて いきなりおでこを合わせてきた。




『ッ……』



🦁「…………」




『あ、あの……』



🦁「熱は……ないねッ……」



🦁「頭は痛い?それとも違う所?」



『あ、あのね……!』



🦁「うん?」



『私実はここに一時避難というか……』



🦁「あぁ、そういうこと笑笑」



🦁「実はね、僕もなんだ笑笑」



『え』



🦁「さっき先輩に呼び出しくらってさ、そんで告白されたけど断ったら追っかけられちゃってさ笑笑」



『てひょん君モテるよね笑笑』



🦁「ううん、そんなことないんだ。」


『え?』


🦁「僕ね、いつも好きになってほしい人には絶対に好かれないから。」




『そ、そうなんだ………』



🦁「だから僕ね、いつも ぐくが羨ましかったんだ笑笑 かっこ悪いよね笑笑」



『そ、そんなことない!』



🦁「え?」


『てひょん君はすごい人だよ!だってその……優しいし、勉強できるし!何よりもその……!私なんかに優しくしてくれる人だから!』



🦁「あなたちゃん………」






『ッ……!』





その時私は初めて







彼の泣き顔を見た







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