前の話
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僕は優だ。学生であり殺し屋。友達は居ない。いや、作らないんだ。小学生の時、放課後に友達と遊んでた、だが、はぐれてしまった。僕は必死に走って探した。でもいなかった、一時して、悲鳴が聞こえた。悲鳴の方へ行くと、友達が死んでた。だから友達は作らない。だが厄介な事に、僕と友達になりたいらしい人がいた。終夜だ。終夜は違うクラスなのにわざわざクラスに来て「優って奴いるか?」と聞いてくる。その度僕はトイレに行く。僕は怖いんだ。また殺されるのが。僕が殺すのは、脱獄者、犯罪人だ。関係ない人は殺さない。
終夜は、朝、昼、帰、に必ず来る。
ーー教室ーー
ガラガラ
これがきっかけかは知らないが、終夜はクラスに来なくなった。
ーー帰り道ーー
これで良かった、そう思える日がきっと来るはずだ。
ーー帰宅ーー
ガチャ
ーーお風呂ーー
ポチャン
ーーお風呂上がりーー
ガチャ
ーー寝室(優)ーー
バフッ
ーーーーーーーーーーーーー次回に続く!ーーーーーーーーーーーー
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!